河合塾の現役生だった松本君からメールが届きました。
彼は、英語がすごくできるうえに、
日本史も早い段階からちゃんと復元に取り組んでいたため、
非常に頼もしく思っていました。
勉強の方法や、講習の選び方とかが、
実に冷静で合理的だったのが印象深いです。
河合塾生であったため、文化史は『でる日講義』で受講し、
その感想をいち早く伝えてくれたのはありがたかったですね。
今現在は、慶應大に通って、優秀ぶりを発揮しているようです。
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確かに僕も受験をはじめたすぐのころは「受験なんて半分時間の勝負だよな」なんて思ってましたが、受験途中から考えていた僕なりの理論では、やはり受験は時間ではありません!簡単に言うと「いかに早く高いステージにいくか」が鍵だと思います。例えば現役でマーチを目指しててダメで浪人しても、そこで早慶を目指せば受かるかといえば、恐らくそうではないと思います。そこで受かるか受からないかは、早慶とはどの程度のレベルでどんなことが聞かれるのかってのに早く気づくか気づかないかだと思います。大抵の人はそのへんの温度差に気づかず今までのペースで続ければ受かるだろうという気持ちでやると思うので、そうすると早慶のステージにのっかれずに本番を迎え、望むような結果を得られないのだと思います。さらには(よく聞く話では)温度差に気づかずマーチのステージで勉強していたために、結局現役時と同じような心持ちで試験に臨むため、思いがけずマーチも落ちてしまうというようなことになるのだと思います。従ってその「温度差」に気づきさえすれば、あとはやり方と気持ち次第で現役・浪人関係なく自分の目標をつかめるのだと思います。それをよく表しているのが、早慶合格率の現役:浪人が6:4というような数字なんだと思います。
そしてその「温度差」(←ちなみに先生がよく言ってたので引用させてもらってます*笑*)に気づくという意味で、石黒先生の授業をはじめとした40面ノート、でる日講義などがもの凄く意味があるのだと痛感しています。確かに時間をかければ受かるかもしれません、しかしもの凄く遠回りして合格するよりも、最短距離をいって合格するために、その温度差に早く気づくこと、そしてそのステージで勉強することがなによりも大事なんだと思います。
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そういえば、「早慶合格率の現役:浪人が6:4」って話がありますね。
ちょっと残酷な数字ですが、
浪人しても簡単にレベルアップできないってのは、事実です。
一方で、スゴイ人は、短時間でも膨大な知識量を吸収してしまいます。
僕の場合はどうかというと、
入試問題を調べずに授業ができるほどの話術もないし、
生徒がうっとりしてしまうような容姿もない。
本を書くにしても、1週間で1冊本が書けちゃうほどの筆力もなければ、
口述筆記ですませちゃえるほどのカリスマもない。
だからといって、3時間睡眠を毎日続ける体力もない。
できるのは、モノゴトを合理的に処理する工夫と、
他のいろんなものを犠牲にしてまでも、
仕事に時間をかける努力だけです。
教壇に立つまでに、準備には相当の労力をかけてます。
「予備校講師ってそこまでしてやる仕事か?」
って思う人はいると思います。
でも、とことんやると、得られるモノは大きいのですよ。
難関大での高得点GETで、生徒も僕も大喜びするのはもちろん、
いろんな場面で生徒が変わっていくのを見るのはうれしいし、
何よりも、手を抜かずにとことんやると、
うしろめたくない=後悔しない=ストレスゼロ=仕事が楽しい
↓↓
だから、もっと仕事したくなる
ってなるんです。
これ、いいサイクルなんですよ。
というわけで、またもや新しい業務を引き受けて、
問題チェック、問題作成の鬼と化しています。
2月・3月にさんざんここに書いていた新しい本は、
原稿は書き終わったのですが、編集に相当時間がかかるようで、
残念ながら秋以降の発売となりそうです。
ところで、derutoko.comでは、
石黒のイラストを描いてくれる人を募集しています。
興味のある方は、左にあるアドレスまでメールをください。