1月の後半という時期になってくると、猛烈に勉強している生徒がいる一方で、相変わらずのんびりしている生徒もいて、その温度差に驚きます。僕などは相変わらず時間がなくて、駅のホームでコンビニおにぎりを食べてるわけですが、みなさんは、そんなふうにせっぱ詰まってますか?
以前に、浦和明の星高校のAさんが、「学校で『もう3日もお風呂に入ってないよ~』なんて会話してる」って教えてくれたのにはびっくりしました。だってこの学校、女子校なんですよ!?でもね、その後、「やるなあ、こいつら」とも思いました。
そこまでせっぱ詰まるってのは恥ずかしいですか?
もちろん、あんまり自分を追いつめすぎるのもまずいです。今年度の生徒の中に、12月に入院してしまった人が二人もいたんです。二人とも、一般的にはストレスが原因だと言われる病気だったんです。ようやく二人とも退院できて、さすが、早慶レベルを目指すだけあって、こんなことでへこたれたりせず、再スタートを切ったようです。
実はかくいう僕も、高校生の頃に同じく1カ月入院しました。高校に入学してまだ1週間しか経っていない時のことで、このつまずきのせいで、高校時代の僕の成績は、それはもう「惨憺たる暴状(by 伊東巳代治)」となったわけです。引用がマニアすぎて、わかんないですね。すみません。
上記の二人のうちの一人のI君から、「退院します」ってメールが届いたので、返信しました。
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I君の場合は、入試直前期なのでもっと大変なわけですが、逆境であればあるほど、それを乗り越えた時のヨロコビは大きくなります。変な話、僕が受験生だった時は、その逆境を作りたくて、その冬は「暖房機にあたらない」という試練を自分に課していました。暖かくなれるのはお風呂だけだったわけです。なかなか余裕や自信は持てないでしょうけれど、もし、この苦境を愉しめる気持ちが沸いてきたら、たぶん「勝ち」だと思います。
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みなさんはまだ「愉しむ」なんて境地には達しませんか?そんなところに、ちょうど、神奈川のOさんからのメールが来ました。
「最近は引きこもりまくってて世間から忘れられてる感がしますが、気にせず頑張ります(^_^;)」
おーっ、これです。光が見えてきてる人たちには、ぜひ、勝ちとってもらいたいものです。