誰が認める? ジブンの価値

先日
『MARCH学習院あるあるチェック』の感想をくださったMさんから、
うれしいメールをいただきました。

<Mさん>
僕は広島に住んでいて先生の授業は受けたことありませんが教材を見れば先生の伝えたいことはよく分かります。過去問をやっていてもおそらくこうゆう問題を落としたら周りと差がつくんだろうなという問題または分野、よく研究されているのが伝わってきます。第一志望は慶應商学部なのですが、この時期は時間がなくマーチレベルの日本史の対策にちょっと困っていました。で、ネットで先生の教材を見つけ、速攻で買いました(笑)
僕は浪人生です。今まで1年間いろんな日本史の教材を探してきました。ところが文化史の教材は非常にやりにくいものばかり。知識の習得が一番難しい文化史なのに、講師による整理→演習形式の知識習得→プラス復習素材。これだけ揃っていてかつ映像音声つきのものは先生の教材ぐらいだと思います。
受験生はわりと親に気をつかいます。素材をばらばらにしたりして、やはりもう少し安価であれば…と非常に勝手ながら感じました。申し訳ないです本当に勝手な意見で。
先生の教材で省けた時間を有効に使い絶対合格してまた報告します。先生が日本史業界の常識を打ち破ってくれることを期待しています!!

「受験生はわりと親に気をつかいます」
というのにはうならされました。
自分が高校生だった頃を思い出してみると、
いわゆる教育費というものがいくらかかっているのか、
気にもしてませんでしたから。
M君は当時の僕より、はるかに大人ですね。
‘ガキんちょ高校生’だった僕はバイトもしたことがなくて、
どのくらいの労働で1万円を稼げるのかも
よくわかっていませんでした。
もし、そうした金銭感覚があったら、
「自分にそれだけのお金をかける意味があるのか?」
なんて自問自答していたかもしれません。
当然結論は、「それほどじゃないな」です。
そうでなければ、「そこまでして難関大に行く必要なんてないよ」
なんていきがっていたでしょうね。
そういう意味では、とても自分じゃ買えない教材なのかもしれません。
十代後半で‘ジブンの価値’なんて、わかるわけありませんから。
そう考えると、こうした教材が買えたり、
そもそも予備校などに通えている人たちは幸せです。
費用を出してもらっている方から、
‘ジブンの価値’を認めてもらえているんですから。
なんだかベンチャー企業に投資する投資家みたいですね。

出資されている受験生のみなさんは、いつか恩返しをすべきですね。
……って、それを言うなら自分こそ親孝行しろって話ですか。
うーん、変なところで気づかされました。