ワセヨビの東京本校には合格者の名前が張り出されていますが、
早稲田合格者の名前を見ていると、
一人一人の顔とともに、授業を受けている時の様子も思い出されます。
そして、やっぱり受かるべくして受かったよな、って納得するんです。
どこに納得するのかというと、
何よりも授業を受けているときの様子なんですが、
他にも質問に来たときにかいま見える、
受験に対する考え方もあります。
そして、要領の良さとか、意志の強さとか、謙虚さとか、
冷静さとか、ほどよい几帳面さとか……。
「難関大に受かる人はこういう要素を持っている」
ってのがいくつもあるんです。
必ずしもすべての要素を持ってなければダメってことはなく、
ばらつきがあってもかまいません。
たとえば「要領の良さは足りないけど、すごく謙虚だった」とか、ね。
で、本当にすごい人はそれらの要素がどれも大きいわけです。
まあそれを言ったら、教科毎の得意不得意も同じですね。
日本史はできないけど、英語がすごいできれば、
それなりに受かるでしょう。
全教科が得意であれば、どこにでも受かってしまうでしょう。
これから本格的に受験勉強に入るにあたって、
こうした自分の内面についても考えてほしいのです。
簡単に自分を変えることはできませんが、
一年間、何も成長しないっていうのも残念な話です。
生まれもった特徴を生かすとともに、
他の要素を育てたいとも思いませんか?
ところで、冒頭の話にもどると、
今年もまた、ワセヨビ生で大隈記念特別奨学生に輝いた人がいました。
確かに校内模試では、ほとんどトップであり続けていたんですが、
こうしてはっきりとした結果を目にすると、うならされます。
彼は‘受かる人の要素’をたくさん持っていた人なので、
「やっぱりなあ……」という感じではあるんですけどね。
彼の様子を少しだけ紹介しましょう。
授業中のメモの取り方がすさまじいです。
僕が話すことを相当なスピードで書き取っていました。
校内模試の解説からも「どこまで拾うべきですか?」と聞きに来て、
相当貪欲に拾っていました。
日々受験生に接していると、スゴイ人がいすぎて、
なんだか僕の方が小さくなってしまいます。