受験勉強においては、入試で問われる知識を、いかに過不足なく習得していけるかがカギです。必要のないものは、ドライに切り捨てていかなければならないのです。いわゆる日本史オタクの人より、高3になってから本格的に日本史に触れる人のほうが伸びが良かったりするのは、このためです。勉強しながら沸いてくる疑問や好奇心も、入試に必要のないものはグっとこらえて、大学に入ってから存分に学んでもらえればと思います。
<Hさん>
藤沢現役館でいつもお世話になっているものです。今回の質問は久しぶりに第1面を復元していて、そのあとに問題集をやったら、「はさみ山遺跡」がでてきました。ノートには書いてないので頻度も低いのだろうと思いましたが、一様メモはしときました。ここからが本題なんですが、問題集の説明にはさみ山遺跡は最古の竪穴住居が確認された旧石器時代後期の遺跡であるとかいてありました。「?」40面には縄文時代のところに竪穴住居は書いてあるのですが、これは縄文時代に「始まった」ではなく、縄文時代に「各地に広まった」という解釈でいいんでしょうか?小さなところですが、意外に胸に引っかかります 笑 よかったら教えてください。
<石黒>
はさみ山遺跡は竪穴住居を推測させる柱穴が見つかっただけなので、竪穴住居とは言い切れません。同志社大で2回出ただけの用語なので、気にしないほうがいいです。よけいな知識を身につけると、別の問題で悩むことになりますから。旧石器時代の住居は、基本通り、テント式の住居や洞穴です。
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