入試本番までの遠回りしない勉強法

河合塾の講習が終わったと思えば、早稲田予備校での直前講習が始まりました。センター試験前までに、沖縄史・北海道史・女性史・地図・グラフ問題をやっておこうというものです。センター試験後には正誤問題を解説することになっています。

ところで河合塾の冬期講習の最終日のことです。通年授業を受けていない生徒が質問にきました。「これから入試まで、赤本や問題演習をひたすらやるべきですか?」と聞いてきたのです。もしかしたら、僕が授業で紹介した話に刺激を受けてしまったのかもしれません。十数年前、1月になってから15冊もの問題集を解いた浪人生がいたという話です。講習中にダレた雰囲気が広がったときに、叱咤激励のつもりで話すものです。けっしてこの冊数を奨励しているわけではありません。そんなスピードで解いたら、考えて解くべき問題を無視してしまっていそうですし、間違えた箇所をノートで確認し直す時間も取っていないと思われるからです。間違えたところだけ、正解できるようになればいいってことでもありませんしね。

というわけで、自分の覚えるモトとなるものの総チェックをしながら、問題演習にはげむというのが正解です。もし、過去問ばかりをやっている人がいるなら、「明治大の過去問3年分から、何%が出題された?」の記事をぜひお読みください。少しばかりの過去問演習では、入試に役立たないことがよくわかるはずです。単なるリハーサルとしてならやる価値はありますが。

その彼女には伝えなかったのですが、明治・青学・立教・中央・法政・学習院の各大学の出題傾向や、出そうな用語・テーマを知りたいなら、『MARCH学習院あるあるチェック』をお勧めします。

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