問題集では何割? 模試では何割?

だいぶ前のことですが、こんなメールが来ていました。

<Yさん>
先生の問題集は9割できて当たり前ですよねっ?
たまに9割きってしまう時がありますが…。まだまだ甘いっす(>_<) <石黒>
問題集で9割の話ですが、もちろんです。
というか、解答にある出題ランクを見て、
ABCランク用語を間違えていたら終わりだと思ってください。
DEランク用語をどこまで正解できるかが勝負だと思います。

『受験生が本当にほしかった問題集』の場合、
解答に単語ごとの出題ランクが表示してあるので、
それを見て判断すると良いと思います。
とくに、通常授業を受けていない方は、
これでチェックすれば、自分の学習水準がよくわかると思います。
もしA~Cランクの用語で間違えることが多かったら、
その問題を解く前の学習自体に「抜け」があるということです。

もう一通紹介します。
仕事をしながら受験勉強をしているM君からのメールです。

<Mさん>
質問が2つあるのでお時間ありましたらご返信お願いします。25番ページで、1854年に英・露に長崎を開港したじゃないですか。それで1858年に日米修好通商条約で長崎が開港されたのが片務的最恵国待遇が適応されたということなんですか?少し年数に開きがあるなと思いまして。
あとアチーブメントテスト(編注:早稲田予備校の月1回の校内模試)をもらってやってみました。1回目が91で2回目が94でした。2回目で間違えたとこは(1)衛門府の職務を覚えてなかった(2)家人・奴婢の課役免除(3)菩提僊那、でした。普通に授業を受けてる人との学習深度はどれくらいの差なのでしょうか?
近現代に入って毎日25からやったページまでの復元を仕事中に出来るようになりました。時間が足りなくて落ちたって言い訳は絶対したくないので頑張ります。1日24時間は誰でも同じですもんね。長々とすいません。

<石黒>
アメリカに対しての長崎開港は、
本当は日米修好通商条約締結の前年の1857年に、
日米約定(下田協約)を結んで定められたのですが、
入試ではまったく必要ありません。
1858年の条約で定められたと考えてもいいくらいです。
長崎という場所は、地理的条件を考えると、
アメリカにとってはあまり重要な意味を持たなかったのでしょう。
そしてアチーブですが、さすがですね。
90点を超えていれば非常によいと思います。
引き続きがんばってください。