早稲田日本史満点の馬上さんからのアドバイス!

5月19日のエントリーで、
早稲田商学部の日本史が満点だったMさんの話を書きましたが、
その後、Mさん=馬上さんから、アドバイスをいただきました。
僕の家にはテレビがないという話を時々しますが、
彼女は小さい頃からテレビを見る習慣がない人だそうです。
この間、女性の友人から、
「そろそろ意地張らないでテレビ見ればいいのに」
というメールをもらったのですが、
逆に意地でもテレビなんて買わないぞ! って思っています。
いや、あったら、つい見ちゃうからです。

というわけで、アドバイスです。どうぞ。

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遺言といっても、私はこのサイトに遺言をした人々のような素晴らしい人間ではないので何を言えばよいか分かりません。簡単に言うとただ先生が言ったことをやっただけです。一回読んだだけで覚えちゃうとか、年代を聞くと帯状になって頭に浮かぶとか、私もカッコイイこと言ってみたいんですけどね↓
去年、浪人して予備校で先生の話を聞いて、日本史に関して自分のやってきたことを全否定されました。さすがにかなりショックでしたが、いかに自分は受からない勉強をしていたかに気づいたんです。自分はバカだ、でも受かりたい、じゃぁどうすればいいか?石黒先生にすがるしかありません。何年も生徒をやってるので、大人より教師を見る目は肥えてますから、詐欺師かどうかくらいは分かります。
生徒に必要なのは、自分の能力の限界を自覚することだと思います。私は頭が悪いけど素直ですから、この性格がよかったのではないかと思ってます。自分の勉強じゃ無理だったんだから素直に受け入れて下さい。いつまでも昔の自分の残像にすがらないことが肝心です。定期テストで満点取った、学年で、県で一位だった。これは過去その時点の力であって今の自分ではありません。過去にすがりたい気持ちは分かりますが、過去のその一点に留まるだけで絶対前進しません。自分の無能力を認めることは辛いことかもしれませんが、そんなプライドなんてくだらないことです。本気で受かりたいなら、死ぬ程努力して下さい。それだけです。勉強して死ぬなんて絶対あり得ません。それを前提に死ぬ程努力して下さいと伝えたいです。
受験に対する基本姿勢ができてなくて、残念な結果になって自分以外のものの責任にする人が多いような気がするので、つまらないことをだらだら書いてしまいました。すみません。
私の具体的日本史勉強法は、喋り・書き勉強、替え歌、ゴロ、隙間勉強、とにかく40面ノートが基本でした。替え歌はかなり作りました。疲れた時とかノートを見ていてフッと浮かんだ歌ですぐ作っちゃいました。ドラえもんまるこちゃんスピッツ童謡等々…!替え歌とゴロは大変有効ですが、作るのに時間がかかる人は喋り勉強だけで十分だと思います。後、変な替え歌の作り方はしないで下さい。逆効果になります。例えば、岩倉使節団からはじまるコーナーの名前だけを歌にするとか。受験生に時間はありません。いかに合理的効率的に勉強するかです。石黒先生はその勉強法の近道を一番いい方法で示してくれますから、安心して下さい。褒めすぎると疑われてしまいそうで嫌なんですが、大丈夫です。石黒先生を信頼して下さい。何度も言いますが、私は先生に言われたことをやっただけで、何も特別なことをしたわけじゃないし、抜きん出た能力者でもありません。更に具体的な勉強法については、石黒先生が常日頃言っていることと同じなので書く必要がないと思います。
最後に私は浪人して合格したので、浪人生向けの文面になってしまいごめんなさい。去年の自分宛に送るつもりで書きました。現役の皆さん、大学受験をなめないで下さい。普通に落ちます。(自分なりの)努力をしたからといって受かるものではないので、腹をくくって猛勉強して下さい。まとまりのない文を長々と偉そうにごめんなさい。以上です☆
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「偉そうでごめんなさい」って、謙虚ですよねえ。
僕から見れば、十分偉いんですが、
やっぱり人にアドバイスをするってなると、
エラそうに見られそうで、躊躇しちゃうところがあるんでしょうね。
もちろん、まったく逆に「自分はスゴイんだぜ」って感じで、
アドバイスをする人もたくさんいるので、
だまされないようにしてください。

ちなみに、文中に「岩倉使節団から……」とあるのは、
昨年の授業で、こんな話をしたからです。

先日、某予備校で、
「先生、条約改正のところの替え歌つくったんです☆」
って言いに来た女の子がいて、
「どんなの?」って聞いたら、
♪いわくらともみてらじまむねのり……
って、条約改正の担当者の名前だけを歌い出したんです。※1
おいおい、それって替え歌にするほどのものかよ!
そんなのゴロ合わせで十分じゃん!
第一、『日本史でるとこ攻略法』に載ってるし。

※1 岩倉具視→寺島宗則→井上馨→大隈重信→青木周蔵→陸奥宗光→小村寿太郎の7人です。

よくそんな話覚えてたなあ、と驚きました。
「年代を聞くと帯状になって頭に浮かぶ」人の話は、
いつかどこかで話すことがあるかもしれません。
世の中には、ノートまとめなどなくても、
たくさんの情報を頭に納められる人がいるってことです。
彼女のように、自分が天才ではないと気づいた人は、
今までの勉強法を見直してください。