ゴールデンウィークに入って、ブログやサイトを見てくださっている方が増えているようです。携帯の小さな画面ではどうしても得られる情報が少なくなってしまうでしょうが、それでもブログの「カテゴリアーカイブ」に行けば、役立つ情報がたくさん読めます。高速で読みたい方は、ぜひパソコンからごらんください。アクセスも速いでしょうし、大きな画面なら速読もしやすいかと思います。地方のかたで、受験情報鎖国状態に置かれている受験生も、ぜひどうぞ。受験日本史の全体像をいち早くつかんで、勉強の見通しをたてるべきです。
さて今日は、ワセヨビの通年受講生からの質問を紹介します。さすが3月からスタートしているクラスなだけあって、弱点部分を正しくつかんでいるようです。ワセヨビの現役生はすでに10番ページ(中世)に入っているのです。
<Mさん>
石黒先生こんにちは。早稲田予備校で通年授業をとっているMです。私の第一志望は立教大学で、他には明治などMARCHを志望していて、でる日プラスは早慶上智などを志望している人の授業だと思っていたので今は受講していないのですが、通常授業では史料問題や文化史などを詳しく扱っていないので最近不安になってきました。でる日プラスの授業は経済的に無理というわけとかではないのですが時間的に授業に間に合わないときもありそうですし、私は集中力が長く続くタイプではないので3時間の授業だと正直きついかなぁと思ってます。親も先生の教材でカバーできるならそれを買って(プラスの授業を毎月とるよりはお金もかからないので)その分他の教科の授業代に回したら?みたいな感じです。なので、先生の教材で文化史、史料問題は勉強しようかなぁと思ってるのですが買うとしたら
・でる日講義 とことん文化史
・どこでも史料問題
・聴くだけ日本史(美術史編、文学史編)
を、買おうと思っているのですがこれだけでは足りないですか?あと、もし必要のないものがあったら教えてくださると嬉しいです。
それと、夏期講習のことなのですがとりあえず全部とろうとは思ってるのですが、上に書いた教材を使うとしても日本文化史をとる必要はありますか?もし内容が被るならとらなくてもいいかなと思ってます。あと、早慶難関大の日本史はMARCHレベルを目指している私もとったほうがいいのですか?
なんかすごく長くて質問攻めみたいな感じになってしまってすみません。やっぱりでる日プラスとったほうがいいのでしょうか?でも先生の教材にはCDが付いてくるので、それがすごく魅力的です…(笑)それでは失礼します。
<石黒>
まったく正しい認識です。史料対策・文化史対策はもちろん欠かせません。MARCHならなおさらです。ただ、確かに「プラス」の授業では、早慶上智向けの難しめな話が多いのも事実です。derutoko.com 教材や、講習でカバーするのもアリでしょう。というわけで、史料については代替できる講習はないので、『どこでも史料問題』をお勧めします。文化史は夏期・冬期講習で行う文化史と、『でる日講義−とことん文化史−』がほぼ同じものだと考えてください。なので重複して取る必要はありません。『でる日講義−とことん文化史−』の方が少し時間数は短いですが、逆に扱うテーマとプリント類は少し多いです。『聴くだけ日本史−美術史編』・『聴くだけ日本史−文学史編−』は、『でる日講義−とことん文化史−』を受け始めてから使うと良いと思います。記憶するのにも使えますし、そのチェックにも有用です。
そして、CDの価値に気づくとは鋭いですね。『どこでも史料問題』に付いている音声CDには、絶大な記憶効果があります。ぜひお使いください。
それから教材の過不足の質問に答えます。センター試験を重視していたり、正誤問題に不安がある場合には『あるある正誤問題』もお勧めします。また、近現代に入ったら『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』をやりたくなるかもしれません。こちらは『日本史事始』とは違って、ワセヨビの演習編テキストとは別の内容となっています。
最後に夏期講習の早慶難関大の日本史は、MARCHが第一志望の人は悩ましいところですね。日本史で高得点を取りたい人や、もしかしたら早慶レベルも受験するかもって人にはお勧めします。MARCHの問題もたくさん付いていますが、講義はどうしても早慶上智の問題が中心となってしまうためです。
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