大阪の立命館大志望の予備校生(2)

昨日の続きです。

<Hさん>
ご返信ありがとうございます。恥ずかしいのですが過去問は解いたことがありません。今年から日本史を始めまして、それでつながる近現代を購入させていただきました。習得状況はなんともいえないですが、承平・天慶の乱くらいから演習編が難しく感じています。なので手が出せないでいます。。僕の講師が詳しく教えないかはわからないですが、どうなのでしょう・・・。親身に意見していただきありがとうございます。

<石黒>
なるほど、高卒生と言っても日本史で受験したわけではないのですね?
それならまず過去問を解いてみてください。
夏になってから解き始めて、
「難しかったらあきらめて志望校を落とそう」
と考えているならかまいませんが、本気で立命館を狙うなら、
今、難易度水準を知らなかったら手遅れです。
たとえば早稲田の正誤問題を解いた人たちは、
口を揃えて「難しい」と言います。
そう実感したからこそ、僕の授業内容を、
すみずみまで習得しようという気持ちになるのです。
イジワルなことを言うようですが、
あの簡単な○○演習編の問題を「難しい」というなら、
H君の習得レベルはまだかなり低いはずです。
立命館の問題を解いて、その落差を知ってください。
そもそも予備校の授業の水準も低いのではないでしょうか。
「英語と国語で8割取って、日本史は7割で合格できる」
という考えの先生だったら、確実に、低いです。
そういう先生は仕事を放棄しているとしか思えません。
データを取って記憶法を工夫すれば、9割正解は可能だからです。
その先生に直接、
「授業内容で立命館は何割正解できますか?」
と聞いてもいいかもしれません。
ちなみに僕の場合は、英語・国語でも8割取ってもらいたいですが、
日本史ではその上の9割正解を目指しています。
なぜなら本番では正解率が落ちるものだし、
英語や国語でコケることもあるからです。
どうしても第一志望に合格したいのなら、
少しくらいの悪条件でも、
受かるレベルに到達しておくべきじゃありませんか?
チャンスは年に1度しかないのですよ。
意志の強さの違いは、そういうところに現れると思います。