さすが高卒生、史料対策が万全です(2)

磐井の乱の史料を解説する際には、
「近江毛野」という豪族にも触れています。
磐井が阻止したヤマト政権の軍隊を率いていた豪族です。
その「近江毛野氏」のカバネについては、定番のナゾがあって、
そこを突く鋭い質問をしてきた生徒がいます。
講師室ですぐに返答したのですが、
その彼から後日メールをいただきました。

<Xさん>
お忙しい中失礼します。早稲田予備校西船校で今年から先生の授業を受けさせてもらっているXといいます!先日磐井の乱の『毛野臣』について質問した者ですっ。今日アチーブの結果が返ってきました。自己採時に凡ミスが目立ち○○点(編注:7割台)しか取れなかったことに自分の未熟さを感じましたが、成績優秀者には真ん中らへんですが、載ってました。西船校では割と上位のほうでしたが、先生が出来がいいとおっしゃっていたように、本校の早稲田特別選抜クラスの人たちが9割以上取っていたのを見てほんとに悔しかったです。でもそれと同時にすごいやる気がでました!昨年の河合の模試などでは偏差値67以下は取った事なく、日本史は得意なほうだと思っていたのですが、そんな観念捨ててもう一度ゼロから必死にやりたいと思います。西船校から上位に名前が載るように、早稲田政経に受かるように頑張りたいと思いますので、きっとくだらない質問も多々あると思いますが、これから入試までご指導お願いします!質問じゃなくてスイマセン(汗

<石黒>
初回のアチーブが○○点だったこと自体は全然かまわないと思います。
肝心なのは5月のアチーブです。
一方、河合の模試の偏差値67では、
「早稲田レベルに届いているとは言えない」
ことは自覚しているべきでした。
カンタン模試の全国模試と早稲田入試を、
同等にとらえてはいけないのです。
あくまでも過去問で何割正解できるかを意識してください。

<Xさん>
返信ありがとうございます。今度のアチーブは勢いに乗れるように頑張りますっ。先生のおっしゃるとおりで、大手の模試やセンターでは割といい点は取れてたのですが、実際の早稲田の過去問では7割とるのがやっとで、今年の易化したといわれる社学も、本番では早稲田の問い方に悩まされ27点しか取れず、落ちました。重要用語や流れは覚えていても、詳細などについてはうろ覚えだったため、2つ選ぶ正誤問題で一つはわかっても、もう一つを2択まで絞り込んで、のち見直せばわかるようなとこを見落としたりして間違えた問題があり、そこが日本史の敗因だったと自分なりに考えました。でるとこプラスで古代の史料をやってて、『ここからあの問題の正誤が出されてるんだ』と気付き、現役時に、ただでさえ史料頻出の早稲田志望で、史料の本当の重要さに気付いていなかったことが悔やまれました。この失敗談は是非使ってください。自分で書いていて、ひどい失敗してたなと改めて思うことが出来ました。メールしてよかったです。先生の授業を通じて日本史の本当の勉強をしていこうと思います。明日の授業からまたよろしくお願いします!質問など話す機会があったら挨拶します☆

大変さわやかなリアクションに驚きました。
これが素の気持ちだとしたら、彼が脱皮し始めている証拠です。
ここからどれくらい伸びるか、楽しみになってきました。