趣味で受験日本史を勉強していらっしゃる社会人の方を
以前に紹介しましたが、その後、
またまたびっくりさせられるメールをいただきました。
<Yさん>
(前略)ご紹介いただいたブログですが、石黒先生のコメントをどのように入れていただけるのか3日間楽しみに拝見しました。格好良く掲載していただき、ありがとうございました。思わず何度も読み返してしまいました。10月1日の勉強方法の記事では、他の先生の参考書を使用したことをそのまま掲載されているのに驚きました。(ブログでは他の先生の名前には伏字が入っていることが多かったので・・・)
先生があまりお薦めしていない(とブログで拝見しました)、河合出版の早稲田大日本史を終了し、慶応大日本史を赤本の代わりにやっていますが、両方とも解説が今ひとつですね。(赤本の解説はもっとひどい印象が強いのですが)難問率が示されていますが、「石黒先生なら難問とおっしゃるだろうか」とか正解へのプロセスも私の考えと異なる箇所があり、「石黒先生ならどのようなプロセスで正解を導き出すのが正しいとされるだろうか」などと考えながら解説を読み、「覚える必要はない」と書かれてあっても覚えるべきと思われる知識は日本史ノートに追加しています。(先生の解説で「覚える必要はない」と書いてあるものは無視しています)
日本史事始、でる日講義(文化史)、でる日講義(経済・外交史)の問題集は1回終了したので、最近は解説のみを読み、重要な箇所や記憶が定着していない箇所、正誤問題で問われそうな箇所に色ペンで線を引いて覚えるようにしています。これだけでも十分、知識の確認になり、改めて先生の解説の凄さを感じています。『受験生が本当に欲しかった問題集』は重要用語や重要箇所が満載なので、問題のリード文、問題、ノーマーク用語、解説までしっかり吸収するようにしています。(使い倒してボロボロになった時のために、もう1冊購入しておきました。諸般の事情があるのでしょうが、こんな優れた本が絶版になるとは信じられません。これを機にさらなる追加を行い、『難関大用語集解(近・現代)』として発売いただけることは出来ないのでしょうか?)通年授業を受講していない私にとって、映像講義、難関大用語集解、問題集の解説は、授業で講義されている内容だと思い、残さず吸収できるように努めています。本日、でる日講義(アラカルト)と聴くだけ日本史が届きましたので、明日から使用させていただきます。教材の感想は学習を終えましたら、またお送りさせていただきます。11月発売予定の『でる日講義−経済・外交史(近現代)−』にも期待しています。
(中略)12月29日~31日「早慶難関大の日本史」を受講させていただきます。また、1月25日「石黒の早慶大日本史最終チェック」も受講させていただきます。(会社は午後休みます)受験日本史における全国トップ講師は石黒先生だと確信しています。そのトップ講師の授業の中でも最高峰であると思われる「早慶難関大の日本史」をライブで感じたいと思います。気の早い話ですが、冬期講習中に是非、ご挨拶に伺いたいと思うのですがよろしいでしょうか。全国1位を手土産に、先生の生授業に参加できるよう励みます。以上です。それでは失礼いたします。
なんとワセヨビの西船橋校で、講習を受講してくださるそうです。
仕事まで休んで来ていただくなんて、恐縮至極の限りですが、
アツイ授業になりそうで、今から楽しみです。
受験生のみなさんも、大いに刺激になると思います。
社会人として働いている傍らに勉強している方なんですから、
これで負けたら、何も言い訳できませんよね?
そして教材の解説については、
隅々まで熟読した人にしかわからないような感想をいただき、
大変うれしく思います。
そうなんです、
解説を読むだけでも、かなりの量の情報をGETできるんです。
どこぞの問題集とは違ってムダは一切ありませんから、
たかが解説と侮らず、フル活用してください。
> これを機にさらなる追加を行い、『難関大用語集解(近・現代)』として発売いただけることは出来ないのでしょうか?
『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』については、
derutoko.com での改訂・リニューアル販売を予定しております。
ただ、まだ企画段階で
詳しい仕様についてはこれから検討していきますので、
今年度中の販売は難しいかと思います。
当方としても、ぜひパワーアップして、新装版を制作したいものです。
最近、「ミシュランガイド京都・大阪版」が発売されましたが、
老舗の料亭など、掲載を拒否した店が多かったそうです。
「ミシュランを手に取るようなミーハーに、
京都のお店の良さなんか、わからへんわ」って感じなんでしょうか。
そもそも、一見客はお断りなのかもしれませんね。
derutoko.com は、決して一見さんをお断りしてはいませんが、
値段が高いせいか、はたまた知名度の低さのせいか、
受験に精通している人でなければ、
なかなかその価値に気づいてもらえないようです。
その点Yさんは、早稲田政経のご出身という有能さもさることながら、
受験生とは違い社会人のオトナですから、
モノの真価を見極める力があるのでしょう。
ツウな人にしかわかってもらえないというのは、
営業的には失敗なのでしょうね。
ミシュランに星をつけてもらえるような教材の方が儲かります。
でも、そのために質を落とすことはどうしても許せないのです。
上司の命令で逆らえないならいざ知らず、
derutoko.com は僕自身がやっているわけですから。
やはりこれからも‘教材作成職人気質’でやっていきます。
「それじゃあビッグになれないよ」って声が聞こえてきそうですが、
卒業生のみなさんは「変わんねーヤツだな」と見守ってください。
●管理人より●
『でる日講義−経済・外交史(近現代)−』のページを、
PCサイトのみ更新しました。
週明けには、サンプルムービーを公開する予定です。
どうぞご覧ください。