ときどき匿名で質問メールをいただくことがありますが、
さすがに誰かわからない人には返信いたしません。
あたりまえですよね?
僕は‘日本史質問お答えマシーン’じゃないんですから。
普通のコミュニケーションをしましょうよ。
今日は駿台に通っている方とのやりとりを紹介します。
<Tさん>
ほとんど携帯からしかブログを拝見できず、以前パソコンで先生の教材を調べていた時にタイトルのところに名前をと書いてあったことを記憶しています。Tと申します。少し前に、聴くだけ内閣、その前にはあるある正誤問題や日本史事始を買わせてもらいました。駿台で浪人しているのですが、先生の読むだけ日本史は予備校のテキスト数冊に普通に匹敵していると思います。別の予備校に通いながら先生を絶賛している自分はおかしいかもしれませんが(笑)このようなことを言っていいのかお聞きしてもいいのか微妙ですが、、冬期講習で史料対策があるのですが、それではなく石黒先生の史料の教材を買ってやりこなしたいと思ってます。それだけで入試には対応できるでしょうか?それともう1つお聞きしたいのですが、自分は上智を第一に、そして次に立教などを考えています。そこで、上智CM・MARCH学習院はいつ頃出版されるかなど大丈夫でしたら教えてもらえないでしょうか?そして、その2つを買ってやりこなすことは大丈夫なのでしょうか?失礼な質問かもしれませんが、お時間が許す時にお返事よろしくお願いします。
<石黒>
お問い合わせありがとうございます。
まず史料対策についてですが、
『どこでも史料問題』は頻出のABランク史料を網羅した教材で、
出題率の低いCランク史料が入っていないことをご承知ください。
もっとも上智大や立教大では
ABランク史料を中心に出題されることがほとんどで、
Cランク史料が出ることはわずかです。
このため『どこでも史料問題−史料編−』で必須史料をおさえて、
過去問や問題集でCランク史料に出会った場合に、
それをマスターしていくと良いでしょう。
また『どこでも史料問題』の問題編と頻出史料でるとこチェックには、
Cランク史料の一部も盛り込まれていますので、
よろしければそちらもどうぞ。
『上智対策コンプリート・ミッション』と
『MARCH学習院あるあるチェック』に関しては、
12月に発売を開始する予定です。
あくまでも12月までは全範囲の勉強に全力を注ぎ、
直前期に各大学の頻出事項を最終チェックしてみてください。
両方の問題集を直前期にやり遂げることは十分可能かと思います。
ご検討ください。
<Tさん>
史料と教材について、早いお返事ありがとうございます。史料についてその話を聞いてとても安心しました!また教材についても、早い段階で集中して取り組めるように頑張りたいと思います。少し前に自分の予備校で日本史の夏期講習をとり、ある先生が受験とは直結しない話ばかりを長々と話しているのにがっかりしてしまいました。なので冬期では日本史はとらず、石黒先生の書籍や問題集で自分が抜けてる知識を確認してどんどん問題にあたろう、そして新しく史料対策もお世話になってしまおうと考えました。自分は本当に日本史が苦手だったのですが、石黒先生の書籍に出会ってからは日本史が得意分野になりました。本当に感謝しています。これからもお身体にお気をつけて、日本中の受験生のためにも頑張ってください!
以前に驚いたことがあります。
「受験とは直結しない話」でも、ためになるからとか、
日本史を理解するのに役立つから……と、
ありがたがる生徒がいるんだそうです。
そういう生徒は、大学受験のためだけに、
予備校に通っているのではないのかもしれませんね。
でもどちらかといえば、先生の話が「入試に出ない」ってことに、
気づいていない生徒が多いんじゃないでしょうか。
その点、見破っているTさんは賢明ですね。
「入試に出るのに教えていない」とか、
「入試に出ないのに長々話す」ってのは、
入試問題を分析していない先生の定番パターンです。
一番ひどいのは「僕は入試問題分析してるよ」って言いながら、
実はきちんと調べてないハッタリ先生です。
これを見破るのは普通の受験生では難しいですから。
出題データに沿って学習したら、
ワンランク上の大学を狙えるのではないでしょうか。