10月からエンジンをかける受験生へ

4月のスタートダッシュに遅れた人たちが、
いよいよ焦りだすのが10月です。
受験日本史の全体像や学習法などをとらえきれていないと、
いつまでも右往左往してしまいます。
よくある質問がこちらにまとめてありますので、
わからないことがあったら、まず、そちらをご覧ください。
(パソコンでごらんの方はこちらからどうぞ。)

今日は2学期から通年授業を受けている方からの質問を紹介します。

<Tさん>
遅くなりましたが先生の教材を購入させていただくことになりました。それについていくつか質問があります
・文化史の教材も、授業のときと同じような復習(読んで覚える、復元をしてみる等)でよいのでしょうか?
・またこの前の授業後に先生にお話しした○○(編注:某先生著の史料問題集)をかってしまっていたので、資料系統の教材には手を出さなかったのですが、資料問題はほかの事(冬期講習や授業で)カバーできませんか?
・もちろん届いたらすぐに取り組もうとは思っているのですが、先生の『受験生が本当にほしかった・・・』等は授業に並行して進めているのですが、今回買ったのは、あまり授業の進度とかぶっていなそうなのですが、文化史、正誤問題集、日本史事始めのやる順番を教えてください。
あとこれは資料を覚えるときに感じた疑問なのですが、空しい明治いい大正・・・と明治以降は西暦から元号に変えられるようになったのですが、例えば霊亀元年(715年)等のように、それ以外の元号も覚えたほうがいいのでしょうか?ちなみに今は霊亀の読み方すらわからない状態です。長々とすいませんでした。

<石黒>
文化史については、ほとんどチェックペン勉強でかまいません。
もっとも、映像の途中で「この辺は復元できますね……」
と説明しているところが出てきます。

河合塾では史料の対策の講座は担当していません。
冬期講習の「早慶大日本史」や「発展」に出てくるのは
史料問題全体のうちほんの2~3%にすぎないと思います。
基本的に問題集などで各自対策してください。

教材を使う順番ですが、文化史はすぐさま始めてください。
そして、並行して自分で進める前近代の復習に合わせて、
『日本史事始』を解いていってください。
『あるある正誤問題』は古代の学習が終わったら、
中世の学習が終わったらというような区切りでやると良いでしょう。

元号と西暦の変換は「明治~平成」だけで十分です。