この時期に何をすべきか(2)

映像教材の弱点としてあげられるものに、
「生授業じゃないと迫力に欠けて、モチベーションが維持できない」
というのがあります。
パソコンの画面から訴えかけるだけでは弱いのでしょうか?
悩ましい問題ですね。
この短所を克服すべく、映像授業の受講生に対しては、
教材を購入していただいた後もいろんなアプローチをしているのです。
それができるのが通販の良さでもあるわけですし。
たとえば、映像の中で正誤問題を出してメールで答えてもらったり、
こちらから教材の別の使い方を伝えるメールを送ったり、
追加問題を案内したり……。
決して安くない教材なので、十分使い倒してほしいのです。

そんな思いから、新しい企画を思いつきました。
『でる日講義−つながる近現代−』の付録として、
模試を付けることにしたのです。題して、

 個別アドバイス模試! です。

模試といってもどこかの会場で一斉にやるものではありません。
ある程度習得したところで、封印されている問題冊子を開けて、
自分で時間を計って解き、解答を送ってもらうだけです。
ただし、そこからがちょっと違います。
僕が小問ごとに解答者の間違いぶりを分析するのです。
選択問題の場合は、どのダミーを間違えて選んでしまったかで、
その人の弱点が浮かび上がってきます。
逆に言えば、あちこちに落とし穴があって、
どの落とし穴にハマったかで、
その人の弱点を分析できるように作問したのです。
その分析結果をもとに、解答者がどんな学習をすべきかを、
ひとりひとり個別にアドバイスしたいのです。

「またオタクなことを考えたなあ」と思われるかもしれませんね。
はい、心理テストはわりと好きな方です。
そのうえ分析好きなのは言うまでもありません。
毎月、月末を締切として、まとめて採点いたします。
この問題はすでに別の機会に実施したことがあり、
その時の試験の結果からある程度の判定もしたいと思います。
パワーアップした『でる日講義−つながる近現代−』に、
ご期待ください。
(パソコンでごらんの方はこちらからどうぞ。)