昨日のKさんからのメールには続きがありました。
<Kさん>
その後福田元総理の辞任の話題になり「私歴代内閣”いくやまいまい”以降覚えてないの~」と笑って話していました。これって笑いごとなのでしょうか?(;_;) この石黒先生との温度差というか意識の差というか…。なんだかこの先生に教わって「□□先生ってわかりやすいよね」と言っている素直な友達が本当にかわいそうになりました。長くなってすいません。どうしてもこのはがゆさ(?)を聞いていただきたくて…。私は2学期も先生についていくのでよろしくお願いします!
<石黒>
五箇条の誓文についてはまあ笑ってあげるとしても、
歴代内閣を覚えてないってことはスゴイことです。
まさか史学科卒ってことはないですよね? まさかね?
ただ救いがあるとすれば、その先生が自ら告白してることです。
だから「その程度の知識なのに、教壇に立たされてるのよ~」
という心の声を聞いてあげてください。
そしてその先生の授業を「わかりやすい」と言ってる人は、
まさか日本史受験じゃないですよね?
世界史受験、もしくは大学に進学しない生徒ってことですよね?
「なんでそんな先生が教壇に立ってるんだよ!」
って言いたくなった人いますかー?
そりゃ、先生も食い扶持を稼がなきゃいけないからですよ。
大学で地理学を専攻していたとしても、
高校では「地歴の先生」というくくりになってしまって、
日本史や世界史を教えなきゃいけないことが多々あるのです。
だから、たぶん、
好きこのんで日本史を教えてるわけじゃないんだと思います。
すでに死語ですが、昔の「でもしか教師」に近いのでしょう。
教師に「でも」なるか、教師に「しか」なれないか、
という教師を蔑んだ言葉です。
もっとも教師自身が自嘲気味に使う場合もありますが。
……と、書いていたところに再びKさんから返信がありました。
<Kさん>
先生、まさかを覆してすいません…笑。その先生MARCH内の史学科卒業です。石黒先生があの授業に出ていたら突っ込みどころ満載だと思います。はい、暖かい目で見守ることを忘れず明日からも耳栓をして授業に出ることにします。私の友達ですが私のクラスは日本史受験者で構成されたクラスなので当然のこと彼女も…(>_<) 素直があだになることも世の中にはたくさんあるんでしょうね…。あ、もちろん私は石黒先生の授業では素直ですがo(^-^)o
がっくりです。
さっきの文章はなんのフォローにもなりませんでした。
大分県で起こっている教員採用の汚職は、
全国各地で起こっているのかもしれませんね。
こういう先生に習っている場合は、
学校に受験日本史を期待してはいけません。
高校教育の日本史と大学受験の日本史は分けて考えるべきです。
そもそも尊敬の対象とすること自体が間違っています。
騙されやすい人にならないように、
常日頃から人を見る目を養っておきましょう。