陶歴、そして陶芸を始めたきっかけ

陶芸歴が浅いので恥ずかしいのですが、こちらが陶歴です。

◆2017年◆
世田谷区の祖師谷陶房にて作陶開始。
◆2018年◆
佐藤和彦に師事し湯河原のdo陶芸館でも作陶開始。京王百貨店新宿店にて「The・陶芸展~佐藤和彦の弟子達~」に出品。
◆2019年◆
京王百貨店新宿店にて「The・陶芸展~佐藤和彦の弟子達 Part2~」、同店食器売場にて「石黒拡親 守屋明子 陶芸二人展」に出品。
◆2020年◆
京王百貨店新宿店食器売場にて「石黒拡親 作陶展」に出品。
◆2021年◆
京王百貨店新宿店美術・工芸サロンにて「石黒拡親 作陶展」に出品。

よく陶芸を始めた理由を聞かれます。予備校講師が50歳から焼き物作りにハマるというのは、確かに「何があった??」ってなるかもしれませんね。ただ担当科目が日本史なので、縄文土器にまで遡らずとも何かしら焼き物とつながっている気はします。

実は講師をやる前から茶道の世界に興味があり、茶室や庭が好きでした。そこから抹茶碗にも興味が向かったわけです。尾張出身なので近くの瀬戸焼や美濃焼にも触れていたし、受験勉強の眠気覚ましに抹茶をたてて飲むこともよくありました。

茶碗の中では井戸茶碗をはじめとする高麗茶碗には見惚れてしまいますが、国宝の楽焼「不二山(ふじさん)」を作った本阿弥光悦にも惹かれます。本業である刀剣鑑定のかたわら作陶していたのが自分と重なります。しかも焼成を楽家に託していたのも、焼成を陶芸教室に託している自分と同じなんです。おこがましいことこの上ないですが、自己暗示は大切です。偉人にあやかって作陶していきたいと思います。

国宝 井戸茶碗 喜左衛門