通年授業が始まりました。その直前にこんな質問をいただいていました。
<Aさん>
私は次週より河合塾高3早慶大日本史におきましてお世話になる者です。
私は一つの目安として第一回全統マーク・記述模試で偏差値60を目指しているのですが、範囲である室町時代までの40面ノートはそれまでに授業で完成するのでしょうか。完成するならば問題はないのですが、完成しないならば何を中心に残りの範囲を勉強すべきでしょうか。先生の40面ノートをしっかりとやりこみたいと思っているだけに、下手にほかの教材で印象をつけたくありません。よろしければ返信をいただきたいです。
長文になってしまい、申し訳ありません。
<石黒>
第一回の模試までにその範囲は終わりません。それは誰も同じことなので気にしないでください。とくに何の対策も必要ありません。偏差値を求めるせいで、間違った思い込み学習をしてしまうのは危険です。授業の予習レベルならかまいませんが。
というわけで模試はあくまでも、既習範囲が何割正解しているかを考えるべきです。そもそも偏差値が60に届いていても、立教大とかでは正解率が7割行かない人たちもいるほどですから、模試より過去問の正解率を気にするべきです。
校舎でも別の生徒からまったく同じ質問を受けました。模試にこだわる人が多いのでしょうか。肝心なのは過去問の正解率です。それなら模試など待つことなく、いつでも自分の能力をチェックできてすごく便利ですよ。