畿内めぐり(2)-曼殊院・西本願寺-

修学院離宮の後は行き先を決めていなかったのですが、「曼殊院」の方向を示す案内板があったので、「おーっ黄不動か!」と思ってそちらに向かいました。今年の早稲田商学部で「黄」が問われた「不動明王像」のことです。


曼殊院です。
拝観料を払いながら聞いてみたところ、残念ながら「黄不動」は京都国立博物館に託してあるとのことでした。こういうことってよくあるんですよ。国宝クラスの文化作品は所蔵先では見られないことが多いです。でもせっかくなので中に入ってみました。


こちらの庭はいわゆる枯山水(かれさんすい)庭園です。砂の砂紋がきれいですね。これは中庭ですが、大きい庭のほうにも水の入った池はありませんでした。

タクシーの女性運転手から西本願寺の飛雲閣(ひうんかく)が見られるというのを聞いて、西本願寺にも行ってみました。ところが、それは法会が行われている時だけでした。ここは拝観料が取られないのでまだよかったですが、がっかりでしたね。一応、行く前に公式サイトで確認してみたのですが、はっきり書かれていなかったのですよ。

というわけで見えたのは頭だけでした。

しかたないので模型でがまんしました。この建物は豊臣秀吉がつくった聚楽第(じゅらくだい)の一部を移築したものなので、秀吉らしき人が窓に見えていました。

この後はなんと、先日「歴検に泣いた」と紹介したNさんとお会いしました。今日の町家を改修したお店で肉懐石をいただきながら、歴史・医療・予備校業会談義に花を咲かせたのです。レポートからうかがえるとおりの誠実なお医者さんでした。

京都は見るべきものがありすぎてキリがないですね。また近いうちに行くことになりそうです。

2時間でおさらいできる戦国史