先日、上智大を第一志望としている高卒生から、こんな質問をいただきました。
<Hさん>
現在河合塾の○○校で浪人をしているものです。夏期講習の際に△△に行き、石黒先生の授業を3つ全て受ける申し込みをしました。そこで質問なのですが、この夏期講習で足りないところはでる日講義の文化史編と上智コンプリートミッションの2つを買えば補えるでしょうか?
それと疑問なのですが、自分は今、山川の日本史用語集を使い、資料対策は○○(編注:伏せさせていただきます)を使っていますが、先生の出版してる難関大用語集とどこでも資料問題とでは、何か損してるようなところとかありますか?
もし、先生の出してる教材を使ったほうの利点が大きい場合購入しようと思っています。
<石黒>
(前略)それから用語集についてですが、『難関大用語集解』は用語集ではありません。『読むだけ日本史(1)』(学研)で扱わなかったDランク用語を各テーマに集約して説明し、その出題例を紹介している参考書です。用語集は入試に出題されないたくさんの用語を含む辞書であるのに対し、こちらはハイレベル用語を習得して高得点を得るための参考書です。用語集を全暗記しているとしたら非常にムダなことなのでやめるべきです。
上智大を第一志望とされているなら、『上智対策コンプリート・ミッション』に取り組むのが近道でしょう。過去問を数年分解くよりはるかに効率よく過去問演習ができ、上智が好んで出題する用語がわかります。上智大の場合はCランク史料はあまり出題されないので、『どこでも史料問題』だけにとどめてもかまいません。そのかわりに文化史が飛びぬけて難しいので、文化史に力を回してください。上智ならではの文化史用語は『上智対策コンプリート・ミッション』にすべて掲載してあります。
よく誤解されるのですが、『難関大用語集解』は用語集ではありません。用語集のような辞書ではなく、参考書なのです。タイトルがまぎらしいですが、「令集解」にならって名づけました。早慶上智をめざす受験生ならわかるのではないか……と考えたのです。早慶上智志望で、夏期講習で「総合日本史演習(発展)」を取れない人には、この参考書でハイレベル用語を習得してもらえたら、と思っています。授業で扱わなかったハナシがたくさん登場していますよ。
難関大受験に必要な「本当の」ハイレベル用語を網羅! 辞書とは違うわかりやすい説明に、豊富な出題例も。