目に見えないから語られない、合格の秘訣

用語を暗記できたか否かというのは、テストをすれば簡単にわかります。しかし、自分が正しくきちんと理解したか否かというのは、チェック方法がないため、なかなか判断できないものです。

でも理解が乏しいと暗記しても定着率が悪いし、正誤問題でつまづきがちです。さらに早稲田などで出される、考えて解く問題にも対応できなくなります。それは困りますよね?

ところで最近、こんな落とし穴もあるなあと感じました。

理解度の低い人は、自分のヤバさに気づかないことが多いようです。というのは、他の受験生がどれほど理解しているかが、外から見えにくいからでしょう。だから単に点数比較しかできず、自分の点数の低さを、暗記不足とか気合い不足とか、はたまた参考書のせいにしたり(笑)、わかりやすいことで納得しがちになります。

僕にはなぜ理解度の違いがわかるかというと、理解している人とそうでない人では、授業を聴く様子が違っていることが多いからです。また、考えて解く問題が正解できているかどうかでもわかります。これは直接問題を持って質問に来た時には如実にわかりますし、演習講座で解説を聴いている生徒を見るだけでもわかります。

この理解度の差は表に現れないため、友達どうしでも気づかれにくいはずです。さらに言うと、合格者自身もその重要さに気づかなかったりします。自分の理解度を全国共通レベルだと思い込んでしまっているからです。いやいや世間には理解度の低い人が、たくさんいるんですよ。

これから受験する人は、先輩からのアドバイスにも「語られない部分」があると知っておくべきですね。

でる日講義-つながる近現代-

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