通常授業では戦国時代に入りました。受講生の中には、信長や秀吉の戦いの説明などが物足りなかった人もいるでしょうね。大学入試のための勉強というと、変にオタクな知識は必要ないのです。事実、ゲームなどでこの辺りが詳しい人でも、入試問題の中には解けないものがけっこう出てきます。やはり、あくまでも受験の出題を意識した学習をすべきなんです。
ところで僕自身は、幼少のころから戦国時代は人並みに好きでした。かと言ってそれほどオタクだったわけではないのですが、先日、小説の歴史考証の業務をお引き受けしたため、信長のことはずいぶん調べました。自分と同じ尾張出身の人間として、非常に興味深く感じました。やはり周辺の地理がすぐにわかるというのも、共感したくなるところです。
さて、その小説が発刊になったのでご紹介します。戦国時代を舞台にしたSF小説です。長編なので受験生にはおすすめできませんが、大学生で戦国SFモノ好きの方がいたら、手に取っていただければと思います。
三島浩司『ガーメント』(角川書店)
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