derutoko.com では以前、早稲田大と慶應大向けに、論述対策問題集を出版していました。諸事情により現在は販売していないので、勉強法に困っている人は、今日の記事を参考にしてもらえればと思います。
<Nさん>
はじめまして。○○(編注:予備校名が入ります)で浪人している者です。早稲田政経・商・社学を目指しています。日本史の偏差値は最高77ですが、早稲田の正誤問題に苦戦しています。やはり、過去問で慣れていくしかないですか?早稲田レベルの正誤問題対策を教えてください。また政経の論述対策として、きたえる論述早稲田・慶應を購入したいのですが、今年の分はいつから購入可能ですか?
<石黒>
模試はだいぶ取れているようですが、早稲田の難しいレベルの知識がついていない可能性が高いです。予備校の模試は簡単に作られていますので、ここで高得点を出せても、肝心の早稲田の正誤問題では得点できないことがよくあります。過去問をやるべきなのは言うまでもありませんが、さらに細かい知識の習得が必要です。当方の教材では、『難関大用語集解』や「でる日講義」シリーズが最適です。以下のブログ記事で似たような回答をしましたので、参考にしてください。
「一問一答はできるのに、正誤問題が解けません」
『きたえる論述』につきましては、ここ数年、早稲田(政経)の出題状況が変わってきているため、現在は絶版としており、今後の再版は未定となっております。恐れ入りますが、ご了承ください。
論述対策については、ブログの「論述」というタグで絞りこんだ以下のURLからごらんいただければ拾い読みできますので、参考にしていただければ幸いです。
https://derutoko.com/blog/tag/ronjutu
<Nさん>
お忙し中度々申し訳ございません。きたえる論述が絶版と聞いてショックでした。論述対策は石黒さんのきたえる論述を信じて完璧にしようと思っていたので。しかし、無い物をねだっても仕方ないので、もう少しアドバイスしていただけますか?
今後、政経の論述では過去問と同じか、又は似たようなテーマの論述問題が出ることはありそうですか?戦後内閣の大物もそろそろネタが尽きてきたようなので、最近では明治時代の問題も出ているみたいです。昨年には、多党化現象という受験生が見逃しがちなテーマまで出題しています。こういったことを踏まえると、どのように対策すべきですか?過去に出題されたテーマについても完璧にすべきですか?
長くなりましたが、ご教示のほどをお願いします。
<石黒>
過去問と同じ問題が出ることは考えにくいですが、似たようなテーマならあるでしょう。N君も気づいている通り、「戦後の特定の内閣」というパターンには、出題者が飽きてきた可能性が高いです。その場合に予想されるのが、特定のテーマを論じさせる問題です。しかし、難易度にはかなりばらつきがあって、易しい場合にはほぼ満点を取るべきであるのに対し、難しい場合にはあまり書けなくても合格できています。というわけで、やれることをやっておく、というのがアドバイスです。
<Nさん>
アドバイスありがとうございます。どのように対策すべきか不安でたまらなかったのですが、先生のアドバイスが聞けて非常にスッキリしました。まずはひとつひとつをしっかり理解し、暗記し、その上で「金解禁」などのようなオーソドックスなテーマに取り組んでみたいと思います。お忙しい中ありがとうございました。
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