立命館大の難問とニヤリ問題

河合塾やワセヨビで最終チェック講座を受講した方にお知らせです。
受講生専用ページを少しだけ更新しました。
早稲田・明治志望者はぜひ見てください。

さて、5日に立命館大を受験した2人からメールが届いています。

<Aさん>
西船橋のAです。5日に立命館大学の入試を受けました自己採点の結果68点でした。問題の中に気になる部分があったため質問させてください。内容は隠元隆琦についてで彼が三年間滞在した長崎の黄檗宗寺院を書けという問題がありました。この問題は捨て問であったと考えてよろしいのでしょうか? このような質問で申し訳ありませんお時間がありましたら教えてください。

<石黒>
もちろん捨て問です。他の大学でもまず出題されない問題です。
なので、今後も覚える必要はいっさいありません。
受験生にはできなかった問題はどれも同じに見えるわけですが、
出題率を知っている立場からすると、
正解すべき問題とその必要のない問題には大きな差があります。
なにしろ、今までもこれからも何度も出された問題と、
今までめったに出題されない問題とは全然違うからです。
68点だったということは、
本当は正解しなければならない問題が多数あるはずです。
要するにノート・プリントに載っている用語たちです。
でるとこサイトでノート検索をかければすぐわかるはずです。
まだ続く入試に備えてノート・プリントの見直しを続けてください。

<Tさん>
こんばんは早稲田予備校のTです。
2月5日(日)立命館大の問題についてお聞きしたいことがあります。
(略)日本列島においては、水稲耕作が導入された時期に生じている。もっとも初期の水田の遺跡としては、佐賀県唐津市( A )遺跡があげられる。これ以前にも、木の実の管理栽培や土堀具としての( B )石斧を用いて植物の栽培が行われていたようだが、本格的な食料生産の段階には至ってはいない。
もちろん( A )は菜畑ですが、( B )は打製石斧でいいですよね。
(縄文時代に打製石斧で原始的農耕の)

<石黒>
打製石斧ですよ! また出たわけだ。予定通り立命館で!

<Tさん>
立命館でこれはかなりおいしかったです。
しかも二上山、僧尼令は書きででましたよ。

<石黒>
二上山は大きいね。しかしほんとに仏教が好きだな。

ちなみに、この5日には上智大でも入試がありましたが、
なんと織田信長の時代までしか出題されないという、
とんでもない偏りっぷりでした。
お教えくださったIさん、どうもありがとうございます。
最近は、入試問題の内容をチェックする仕事を、
各方面から請け負っているのですが、
ここまでバランスの悪い問題は、相当低レベルの大学であっても、
なかなかお目にかかることはありません。
上智大学さん、信長好きだってのはもうわかったからさ……。