かつて同じ校舎で仕事をしていた数学の先生が、近所に住んでいます。時々帰りの電車が同じになって、駅から一緒に歩いて帰ったりするのですが、先日、近くでタヌキを見たという話を聞きました。何でも、今まで立ち入り禁止になっていた近くの古墳を整備しているのか、ブルドーザーが入っているらしいのです。そこから追い出されたんじゃないかという話でした。例のハト好きのスタッフに話したら、「私はキツネを見た」などと言いだして、ここが23区内であることが信じられなくなってきました。周りが田んぼだらけの実家ですら、タヌキやキツネなんて見たことないんですよ?
ところで、その先生が「こんなところにも豪族が住んでたんですねぇ」と驚いて言うので、日本史講師の当方はすかさず「もちろん住んでました」と答えました。こんな感じで身近なところにも、古い歴史を感じる遺物はけっこうのこっているものです。
だいぶ日にちが経ってしまいましたが、栃木から通っている高卒生から、こんな写メールをいただきました。
なんと、近所に孝謙天皇を祀った神社があるというのです。なぜそんなところにあるのかと言うと、「栃木県=下野国」でピンときませんか? 答えは明日。
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