早稲田大学文化構想学部の問題の質問

先日の解答速報について質問が届いています。

<Sさん>
こんにちは。早稲田予備校のSです。今年の文化構想学部のIV番の問6について質問があります。
下線dにかかわる記述として、誤っているものはどれか。1つ選べ。下線dは大名の城を中心とする城下町で選択肢
ア)城下町には、兵農分離の結果それまで農村に住んでいた武士も集められた。
イ)城下町は武家地、寺社地、町人地のように身分別に居住地域が区分されていた。
ウ)町人地では、屋敷をもつ町人のほか、地借・借屋・店借などが居住していた。
エ)名主・町年寄・月行事などを中心に、町人が町運営にあたっていた。
オ)町人は百姓の年貢に相当する負担を領主に対し貨幣で支払っていた。
私は月行事は南山城で自治していた人だったのでこれが違っていると思ってエにしたのですが答えはオでした。オのどこが間違っているのですか?

<石黒>
山川出版の『詳説日本史』に「町は町人の代表である名主・町年寄・月行事などを中心に,町法(町掟)にもとづいて運営された。町には田・畑がなく,町人は百姓にくらべて重い年貢負担をまぬがれた」とあるのです。町人の負担である地子銭が、土地・屋敷にかけられる税なのに、城下町だと免除されたことを思い出しましょう。

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