緊急特別講座「早慶上智プレミアム日本史」開催決定!

今日は、夏期講習の話をします。
通年授業で時代別の通史を固めたら、夏期講習で取り組んでもらいたいのは、(1)テーマ史、(2)難関大向けの演習、(3)近現代の骨組み習得の3つです。

(1)テーマ史というのは、土地制度史などの経済史や、日中関係史などの外交史に加えて、仏教史や美術史といった文化史分野のテーマ史です。ワセヨビのみなさんには、そのための講座が900分相当用意されています。今年は4日間でやりますが、しっかり時間が確保できます。

次に(2)の演習というのは、ワンパターンでは解けない問題の解法をつかんでもらう講座です。早慶上智をはじめとする難関大では、さまざまな知識を動員しつつ、各大学の特性を意識しながら解く問題があります。その解答へのプロセスを知ってもらいたいのです。

そして(3)の近現代では、2学期の通年授業で展開される近現代が複雑なため、先取りをして骨組みを習得しておこうということです。込み入った近現代でつまづかないように準備しておきたいのです。

さて、河合塾のみなさんには、(1)のテーマ史は「総合日本史演習(発展)」でやります。ただし、時間が450分しかないので、経済史と外交史のみの講義です。別に文化史の講座がありますが、残念ながら僕は毎年担当しておりません。それゆえ『でる日講義−とことん文化史−』を作りました。くれぐれも文化史を怠らないようにしてください。

それから(2)の演習は「早慶大日本史」で行います。ここでは40面ノートを補う早慶向けの細かい内容もたくさん登場します。解答までのプロセスとともに習得してください。ただ、早稲田と慶應の問題のみでテキストが構成されているため、上智やMARCH学習院を志望している人には、7月17日に行う「日本史道場」をお勧めしています。1日だけの講座ですが、オイシイところを集めて密度の濃い授業にします。

ところで、神奈川県域のみなさんには非常に残念なお知らせがあります。今年は震災の影響で、河合塾藤沢現役館で僕が担当する「早慶大日本史」がなくなってしまったのです。もちろん他の先生による講座はあります。ただ、一年間を通じてどの講座で何を教えるかを組んでいる当方としては、予定が狂ってしまい、責任も取れずにどうにも困った状況です。そこで急遽、独自に会場を借りて2日間で特別講座を行うことにしました。予算的に小さな会場しか借りられないので40名限定の講座ですが、石黒の受験情報を吸収したいと考えている人には、なんとか埋め合わせができたのではないかと思っています。当然テキストはオリジナルなので、それを生かして上智大対策も盛り込みました。題して「早慶上智プレミアム日本史」です。場所は横浜。8月14日と21日の2日間です。詳しくはこちらに特別ページを用意しました。ごらんください。