新人教師が生徒の成績を上げたワケ(1)

いよいよ12月になりました。
受験勉強を本格的に始めてから今日まで、
日本史の成績は順調に上がってきたでしょうか。
残念なことですが、浪人生のなかには4月頃の成績から、
なかなか上がらない人がいます。
要領よくこなすことの重要性がまだ理解できないのか、
もしくはそもそも意欲がないのか、僕から見ると、
単にやるべきことをやっていないだけに見えます。
ゲームなら攻略本を使ってクリアするのに、
受験勉強になると、とたんに自己流勉強法にしがみつくなんて、
もったいないことこの上なしです。
受験日本史なんて「厳密な歴史研究」ではないのですから、
出題率にあわせて用語を取捨選択し、
問われ方のポイントをつかめば、簡単に成績は上がります。
出題されにくい用語だったら、
たとえ教科書で太字になっていても、ためらわず無視するのです。
たとえば、さきほど山川出版の『詳説日本史』で、
「代用品」なんて用語が太字になっているのを見かけました。
そんなの出ません。
念のため言うと、これは氷山の一角にすぎません。

それから用語集や電子辞書を引く人がいますが、
用語の説明がどっさり書いてあって困りませんか?
実際には覚える必要がない部分が大半です。
英単語だって、辞書に載ってるいくつもの意味を、
全部覚える人なんていませんよね?

受験日本史の真実を知らない人だと、
「教科書と用語集をやればいい」とか、
「歴史のベテラン先生に習ってるから大丈夫」などと、
無邪気な発言をしたりします。
いやいやもっとオイシイ合格への近道があるのですよ。
短時間で高得点が取れるようになる道です。

それがはからずも証明されたようなメールを、次回紹介します