学校の授業と真実の出題率とのズレ(1)

このブログではよく、本当の出題率は
教科書や参考書ではなかなかわからないということを言っています。
正直なところ、実際にどこがどうズレているかは、
この無料のブログにはあまり書きたくないのですが、
今日は氷山の一角を紹介しましょう。
ただし、参考書や教科書ではなく、
学校の授業と真実の出題率とのズレです。
先日、ちょうどこんな質問メールがありました。

<Aさん>
私は小学生の頃に学校に田んぼを作って田植えから精米まで手作業でやったり、野田の醤油工場へ見学に行ったりしていたので、先週の授業のその部分だけは他の人より理解が深いと思います!またこれからのところは学校で最近扱った範囲なので、ちゃんと受験用の知識に切り替えられるようにしたいです。先週の授業の中でも驚くところは多々あり、例えば西回り航路東回り航路の話は学校でよくわからないまま終わってしまっていて、酒井なんて地名は一回も出てきませんでした。木賃宿も知らなかったです。あと紅花の産地を学校では出羽最上でなく出羽村山と教わっていたのですが、同じなのですか?

<石黒>
紅花の産地は、村山が出題されたのは99年の学習院大くらいで、
普通は最上です。
学習院大も03年以降は3度も最上で出題しています。
学校の授業の危険性を知ってください。
ちなみに「酒井」ではなく「酒田」です。

経済分野になると、より、こうしたズレが多くなるようです。
もっとおもしろいズレっぷり話もあるのですが、
さすがにそれは、ここには書けません。
通年授業を受けた方は、模試作成の話を思い出してください。