昨日に引き続き、早稲田政経に現役合格した
矢野さんからのアドバイスです。
<矢野さん>
(英国)
私自身がこの2教科に関しては、最後まで勉強の仕方が確立できず、
アドバイスできる事はないのですが、
英語に関しては直前期に単語帳を何周もやる
+読み慣れた英文(私の場合は法学部の長文)を
速読練習のために何回も読むのは有効だったかな、と思います。
国語は本番でも足を引っ張ってしまったのですが、
そんな私でも政経の国語は簡単だな、と思いました。
政経は試験時間90分なのに現代文も分量的には多くないし、
古漢も割と読みやすいので、
とにかく皆ができるような所で間違えることのないよう
落ち着いて確実に解答することが大切です。
逆に法学部(早稲田で1番国語が難しい)のように
90分でもぎりぎりのような場合は、
事前に時間配分と古典、現代文、現代文の
大問3つの解く順番を入念に決めておくこと、
それから見直す時間はないと思うので、集中して読む為に
日頃から過去問を通して読む訓練をすると良いと思います。
最後に英国について記述(英作)のある学部は、
記述部分を白紙で出すと、その部分は
0点どころかマイナスにされてしまうと聞いたことがあります。
だからどんなことがあっても記述は絶対に書くべきです。
(センター試験)
早慶受験者でMARCHも押さえておきたい、という方は
一般試験よりもセンターで押さえた方がいいと私は思います。
もちろんMARCHをセンターで押さえるとなると
かなり高い得点率が要求され、その分の対策も必要になりますが、
そこで受かってしまえば、
それからはひたすら早慶に向けて勉強することが出来るからです。
MARCHを一般で受けるとなると過去問も解かなければならないし、
当日会場へ行き試験を受けて帰る労力も計り知れない上、
その日はほぼ1日潰れてしまいます。
私はセンターの英語と日本史は9割とれる自信があったのですが
国語はいつも6~7割弱でした。
だからセンター一週間前からは集中週間として、
センター国語の赤本を20年分解き、その後古漢は再度解き直しました。
(その他、英語は特には何もやらず、
日本史は40面と文化史プリントをやりました)
その結果、センター本番国語で8割とることができ、
そのおかげでセンター利用した大学は全て受かりました。
勿論、「センターはなんとなく苦手」という方や
「一般でなら過去問をそんなにやらなくても合格する自信がある」
というような方は、一般受験の方がいいと思います。
ちなみにですが、全学部試験は結構おすすめです。
私は明治の法学部をセンターだけでなく、全学部でも受けたのですが、
英国歴3教科とも基本事項ばかりな為、
特に対策しなくても高得点がとれ、
有り難いことに特別給費奨学生にも選んで頂きました。
とにかく何事も諦めずに努力すれば必ず合格が見えてきます。
特に早稲田は信念の強い人に最後は微笑んでくれるような気がします。
日本史に関しては、石黒先生に教われることは本当に幸運です!!
先生を信じて最後まで頑張ってください。
早稲田5学部制覇の矢野さんでも、国語は苦手だったんですね。
でもそんな自分を冷静に判断して、
過去問に当たって着実に力をつけていったり、
本番の時間配分をきっちり計画していたところがすごいですね。
こういう自分を客観視できる人は、几帳面な女子に多い気がします。
体育会系で「当たって砕けろ」式に、
むやみに勉強している人っていますよね。
無邪気な現役生ならそれでもいいかもしれませんが、
確実にねらった志望校を射止めたい高卒生は、
自分を冷静に把握して対策する必要があると思います。