大阪からはるばるワセヨビの講習に

ワセヨビには例年、地方の受験生が受講に来てくださるのですが、
今年もまた、いろんな方にお会いできそうです。

こんなメールをいただきました。

<Kさん>
お久しぶりです。大阪で宅浪しているKです。覚えていらっしゃいますでしょうか。だいぶ前に『難関大用語集解』で質問させて頂きました。あの時はありがとうございました。今回のメールは質問ではないので気長に読んで下さい。実はやっと念願叶ってワセヨビで冬期・直前講習を取ることが出来ました。そして今日、冬期講習のテキストがきて、パラパラっと見ましたが凄いボリュームですね(笑)特に付録に感動しました。自分が知らない用語もあったので。あのまとめは最高ですね。俄然やる気が出て来ました。でもこんなこと言えるのも今のうちだけですよね。たぶん解き始めるとぞっとするような難問だらけなんでしょうね。今回の冬は全面的にワセヨビにお世話になる予定です。もちろん、生石黒先生に会えるのを楽しみにしてます。あっそれとこの前、映像教材の文化史を買わせて頂きました。まだ途中ですが、凄くいい感じです。先生も色々忙しいとは思うので返信はいいので、教材作りなど頑張って下さい。

こういう攻めの姿勢というのは、すばらしいですね。
残念ながらその逆の受験生も多いですから。
今、河合塾南浦和現役館での講習の最中ですが、
「早慶大日本史」はレベルの高さに圧倒されてしまい、
なかば茫然自失となっている人がちらほらいるのです。
ここでは詳しく明かせませんが、
解答を導き出すために、多くの事柄を一瞬で思い浮かべて、
「アレでもないし、ソレでもなさそうだから、コレが答えだろうな」
などと考えなきゃいけないところで、
その全体を思い浮かべることができてなさそうなんです。
こういう時いつも思うのは、
「日本史を単純一問一答形式で覚えてきたんだろうなあ……」
ということです。
全体をわしづかんで覚え、思い出す時も復元して思い出す。
問題を解くときに、
全体を思い出す労力を惜しんでいてはいけないのです。
キビシイ言い方をすれば、
瞬時に全体を思い出す頭の回転の速さが必要なのです。
そのためにも普段の授業で鍛えてきたつもりなんですが、残念です。
地方の方なら『聴くだけ日本史』シリーズや、
『どこでも史料問題』の音声CDなどで、その鍛錬ができますよ。
ワンフレーズ史料判別の鍛錬なんて、
なかなか自分じゃできないですよね?
いや、そもそも、そんな鍛錬が必要ってことに、
気づいていない受験生が多いでしょうね。
なにしろ市販の史料問題集に、そんな問題入ってませんから。
過去問をやってようやくその必要性に気づくというわけです。
なので derutoko.com では、『どこでも史料問題』の付属音声CDや、
「頻出史料でるとこチェック」という紙媒体教材も出しているのです。