上智CM 鋭意仕込み中!(2)

あいかわらず、
『上智対策コンプリート・ミッション』の加筆を続けています。
土曜日の講義の合間の休み時間にもやってました。
ずーっとやってるので、左腕が痛くなっちゃっています。
怒濤の入試問題データ入力もあったので、酷使しすぎなのでしょう。

ところで、上智大では正誤問題が非常にやっかいなので、
その対策を考えなければならず苦労しています。
単なる定番穴埋め問題を並べ立てるだけでは効果が薄いのです。

そしてもう一つ対策をとらなきゃいけないのが、史料です。
こんな問題は解けるでしょうか?
2009年の上智大学(外国語・総合人間科・法)の問題です。

問 乙巳の変の後,「改新の詔」が発布された。次のうち,『日本書紀』に掲載されたその文章として,誤っているものを1つ選びなさい。
(1)旧の賦役を罷めて,田の調を行へ。
(2)食封を大夫より以上に賜ふこと,各差あらむ。
(3)初めて戸籍・計帳・班田収授の法を造れ。
(4)国司・国造,百姓に斂めとることなかれ。国に二の君なく,民に両の主なし。率土の兆民,王を以て主とす。
(5)昔在の天皇等の立てたまへる子代の民,処々の屯倉,及び,別には臣・連・伴造・国造・村首の所有る部曲の民,処々の田荘を罷めよ。

正解は続きにあります。


答えは(4)です。
さらに、その(4)は何の史料の一部かを答えてください。
ワンフレーズ史料判別ですね。
早稲田受験者でこれがわからなかったら……、
合格からはかなり遠い位置にありますよ。
史料の勉強方法が間違っています。

答えは明日にしましょう。