ここのところ、レギュラー授業の担当になった先生の講義に
疑問を感じ始めた高卒生からの相談が相次いでいますが、
今日もそのうちの一人からの質問を紹介します。
周囲の受講生と袂を分つのには勇気がいると思いますが、
第一志望合格という目標のもとに、
何が大切なのかを正しく見極めることを願います。
<Tさん>
こんにちはTです!毎日先生のblog見てまして、最近の記事で自分にあてはまるものがありまして、自分が通ってる予備校の日本史の講師もひどいんです。石黒先生の教材をやって先生のすごさを実感してからこそ、比べてみて自分の予備校の講師はひどいと言うことがわかります。板書が汚いし、雑談しまくるし、俺の言ったところやれば簡単に偏差値70行くとか、何を根拠にそんな事言ってるのもわからないし、言い出したらきりがないくらいひどいんです。(なんかグチみたいですいません)シロウトだから不安で、独学でやるのに踏み切れなくてこの事で4月はものすごく悩んでしまいました。バカげた話ですが、いつも決断に迷った時に自分がやる方法なんですが、ふっ切りたくて、これ以上意味の無いことで悩みたくないと思い、昨日、コインで表がでたら日本史は先生の教材で気合いで独学でやるってやったら表が出て、背中を押されたように思いきって決意しました。
今の自分の勉強方は平日は古代からのを進めながら、近代を武器にして戦っていきたいんで土日は近代をやってるんです。今、つながる近現代がまだ3ページまでなんですけど、問題集もしっかりやって、3ページは考えなくても頭のなかにページが現れるかのように浮かぶくらいにできてるんですけど、丁寧にやりすぎでペースが遅すぎるのかこれでいいのかがわからないんです。少し荒くてもドンドン先へすすんだ方がいいですか?あと先生の映像教材のおかげでこんな自分でも近代の用語は説明もできるくらいなじめるんですが、古代からの用語は先生の言う一問一答野郎みたいに単発でしか理解できなくてイメージができないくて、なかなか用語になじめないのが悩みです。こういう場合の改善策ってありますか?悪い所があればボロクソに言われてでもかまわないのでアドバイスいただけたら嬉しいです。お忙しい時、ながながと長文すいません。
<石黒>
勉強に対する踏ん切りがついたようで何よりです。
あとは脇目を振らずに猛進するのみです。
『でる日講義−つながる近現代−』の進め方については、
丁寧にやりすぎているのではないかと思います。
つな近はあくまでも近現代の‘基礎固め’ですから、
そのあと肉付けをしなければならないことも考えて、
夏までにはすべての講義を見終えるべきです。
そのつもりで、ペース配分を考えてみてください。
前近代に関しては、
『読むだけ日本史(1)』を音読とまでは言いませんが、
用語はしゃべって慣れるようにしているでしょうか?
また、僕の本の中では『いっきに読める日本の歴史』が、
わりとストーリー性がある本なので、
初心者には本当はそちらの方がわかりやすいかと思います。
できごとの推移とか、他の時代との類似性とかを意識して、
書いたものなのです。
ただ、受験用語が網羅されているわけではありません。
一方、経済・外交史に限ってなら、
前近代をテーマ別に扱っている
『でる日講義−経済・外交史(前近代)−』がお勧めです。
ある程度政治史を理解していることが前提ですが、
映像授業なので、文字媒体よりわかりやすいかと思います。
『読むだけ日本史』をはるかに超えるレベルの内容で、
早慶上智で高得点を取るための講義をしています。
「俺の言ったところやれば簡単に偏差値70行く」
とはえらく自信満々な先生ですね。
たぶん過去にそういう生徒がいたんでしょうけど、
その生徒は本当にその先生の教えだけで成績が上がったのでしょうか?
自分でも独自にいろいろと勉強していた可能性もありますよね?
「自分の授業だけで高得点が獲れる!」と、
僕自身が言えるようになるまでには、相当な年数が必要でした。
本当に僕の授業だけで成績を上げて、
難関大に高得点で合格する人がたくさん出てきて初めて、
そう言えるようになったのです。
それが言えなかった時代に僕の授業を受けて、
偏差値40から早稲田に合格した人たちには大変感謝しています。
今は、自己採点をした本物の入試問題をたくさんいただいているので、
体験授業などではそれを‘証拠’として見せることができます。
実にありがたいことです。