授業の「ぬるさ」に愕然としたら?

昨年、高3生として僕の通年授業を受けていて、
今年は別の場所で受験勉強をしているS君から、
こんな相談メールをいただきました。

<Sさん>
おはようございますm(__)m (中略)友達も僕も、「ぬるさ」を再度痛感しました。そこで1つお聞きしたいことがあります。昨日、僕も日本史講義の授業がありました。クラス分けテストで上のクラスになったので、ある程度のレベルはやってくれるだろうと期待していたのですが、担当の××先生は誰でも最低合格ラインに達するレベルをモットーにしているそうで、あまりにも去年とはレベル差のある授業でした。そのため、1講目ですが日本史の内職をしてしまいました(笑)そこでなのですが、ノートを改めて授業中に書き直し、補強したほうが良いのでしょうか?それとも書き直す時間は無駄なので、ノートに足りなかった部分は付け足すだけで、『難関大用語集解』などをやったほうが良いのでしょうか?英語、国語の授業はすばらしく、明確な方針を立てて勉強が進んでいるのですが、日本史のあまりの「ぬるさ」に迷走しています。愚問であるとは思いますが、よろしくお願いいたします。

<石黒>
ノートを補強するというのは、何を利用して補強するのでしょうか?

<Sさん>
あ、表現があいまいで申し訳ありません。先生が出された本とプリントを中心にするつもりです。ただ、ノートがB5なので少々スペースが少ないので、A4に書きなおして余白に書くか、今のノートを生かして付箋などで補強したほうが良いのかと悩みました。書き直すのは時間がかかるので、そのことも含めて先生のご意見をくだされば幸いです。

<石黒>
難しいですね。通年授業をもう一度受講する人は、
講義中のメモを書き入れたいわけですが、
そうでない場合はどれほどメモする内容があるのかわかりません。
書き直す行為が「勉強」ではなく、
単なる「作業」に陥ってしまってはもったいないです。
また「授業中に書き直し」とありましたが、
なぜその時間なのかがわかりませんでした。
授業中に内職をするくらいなら、
初めから出席しなければ良いのではないでしょうか?
講義の声で集中できないと思うのですが。

その後のやりとりによれば、
授業を休むと予備校のスタッフに注意されてしまうとのことでした。
うーん……学校ですら受験のために休む人がいるというのに、
不思議な話ですね。
管理教育愛知県の規則ギチギチ高校のことを思い出してしまいました。
僕が通っていた高校は、それはそれはひどいところだったのです。
予備校というのは目的がはっきりしているところのはずです。
自分のための学習をしてください。