明治大ちょっとだけ解答速報(3)

しつこいですが、明治大学情報コミュニケーション学部です。
ここは正誤問題だらけで大変でしたね。

<Mさん>
こんにちは。通年授業をとっているMです。昨日明治大学の情報コミュニケーション学部を受験しました。わからない部分があったので質問させて下さい。

[1]D
関東軍は(ア 満鉄線路を自ら爆破して戦争を開始し、)中国東北部を占領した。
下線部(ア)の内容として正しいものを一つ選べ。
(1)この戦争の背景には、浜口内閣による金解禁と、その直後に発生した世界恐慌による深刻な不況があった。
(2)若槻内閣は、当初不拡大方針をとっていたが、井上日召ら民間右翼と陸軍桜会が計画した三月事件に恐れ、関東軍の戦争を追認してしまった。
(3)この戦争の以前から中国東北部への朝鮮人移民が増加しており、現地では民族対立なども発生していた。
(4)この戦争に対して欧米諸国は無関心であったが、中国東北部を拠点とする周恩来の訴えを景気に、イギリス人を団長とする調査団を派遣した。

(2)をまずきって次に(4)を、ん!?といいながらきって(3)で万宝山..?んーとおもいながらも(1)にしました。

[3]
問1 田中角栄の政策や影響や結果を述べたものとして正しいものを一つ。
(1)地域間の経済格差が解消され、国民の大多数が中流意識を持つようになった。
(2)鉄道・道路網の整備推進を受け、建築業を中心として景気拡大の要因となった。
(3)土地が投機の対象となることでインフレを加速させ、不況に陥った。
(4)環境の保全や整備が行われた結果、公害対策がすすんだ。

(4)で公害対策基本法にしても..その後に新しくなった法律も違うよな~とおもって(3)インフレ~?不況~?とおもって(2)石油危機だよ~?とおもって(1)にしました。答えをおしえて下さい..笑

<石黒>
一つめの問題の答えは(3)です。(1)は「直後」が誤りです。
世界恐慌は1929年10月から始まっていました。
(3)はまさに万宝山事件の話です。
これを機にぜひ理解を深めておいてください。
二つめの問題の答えは(3)です。
(1)は高度成長期の話です。田中角栄内閣の時には、
「日本列島改造論」に刺激されて、土地が投機の対象となったのです。
そこに第一次石油危機がおこったため、激しいインフレとなりました。
これにより高度成長は終わり、「マイナス成長」になりましたね?
これって不況ですよ?
ちなみに「若月内閣」って打ってましたよ。
変換ミスでしょうけれど、
書き問題でしくじらないように注意してください。
漢字ミスほどもったいないものはありません。
自分自身では気づかないところがオソロシイです。