明治大ちょっとだけ解答速報

2月8日の明治大学情報コミュニケーション学部の問題から、
正誤問題の解答を1つ紹介します。

<Sさん>
明治大情報コミュニケーション学部を受けてきましたSです。とことん文化史を利用させていただいています。質問なのですが、
〔II〕問4
下線部(イ)に関連して、次の(1)−(4)から正しいものを1つ選び、マーク解答欄に記入しなさい。
(1)明治初期に東京・横浜間を結んだ電信線は、まもなく北海道や九州に延伸され、長崎・上海間の海底電線を経て欧米諸国の電信網とも繋がった。
(2)幕末に、日本各地の開港地に設置された各国領事館間の電信ネットワークは、明治期日本の情報設備の基礎となった。
(3)鉄道が普及するまでの軍事機密書類の輸送は主として高速船が担い、そのためん、政府は財閥系の郵船会社を手厚く保護した。
(4)明治初期に発足した官営郵便制度では、全国均一料金制は長らく実現しなかった。
(4)は違うような…と考え、他の3つで悩み結局(2)を選択しました。この問題は他の大学でも扱われるレベルの問題でしょうか?よろしくお願いします。

<石黒>
正解は(1)です。
電信は意外と出る内容です。(※情報統制のため中略)
『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』のP.25の、
「ノーマーク用語」のところにあります。
その後、出題カウントは増えています。
それを知っていれば(2)は誤文っぽく見えますが、
そもそも各国領事館が電信を敷くということもおかしいです。
(3)はカンで判断すればいいですが、
(4)は早い段階で「全国均一料金制」となりました。