2回目の今日は「試験当日編」です。どうぞ。
早めに起床し、しっかり朝食を摂る。前日に準備した試験直前にするもの(各教科1~2グッズくらい)を鞄に入れ、お守りとか、ゲン担ぎがあったらそれも怠らずに、カイロとチョコレートを持って出発しました。(受験票etcはもちろん確認!)
電車の中では聴くだけ日本史などを聞いていました。そしてかなり余裕を持って試験会場に到着し、自分の席に着き、荷物を置いたりなんなりして早めに自分が座る位置から半径1mくらいの範囲を自分のテリトリーにしてしまうことです。緊張するようであれば周りの受験生を観察するのも良いと思います。珍受験生や「受験生…?」もいます。「あいつとは友達になれそうだな…」とかでも良いと思います。いっそ好みの人を見つけて花のキャンパスライフを思い描いてみても良いのではないでしょうか。ちなみに僕は全部やりました。
そして英語の試験直前の休み時間には必ずやって欲しいことがあります。それは単語・熟語の高速復習と、慣れ親しんだ英文の黙読です。これをすることによって頭が英語モードに切り替わります。これをしないで、しかも国語なんかの後に英語がきたものなら、試験問題の表紙をめくって大問1番の英文を見て、さあ読むぞ! と盛り上がったところで、多分英文が右から左に流れていくだけでしょう。方法は人によって様々ですが、英語の直前に頭を英語モードにしておけば試験開始と同時にスムーズに英文が頭の中に入ってゆくかと思います。
そして本番、仮に最初の科目でうまくいかなくても、残りの科目は絶っっ対に諦めないでください。もはや精神がやられて「ああもう不合格は不動のものになったな…」なんて思ったとしても、「まあじゃあせっかく一年間本気で勉強してたことだし、結果は別としてこの科目で自己ベストたたき出して自己満に浸って帰ろう」くらいに切り替えてください。僕も最初の英語で手応えがなく、その時点で合格は諦めていたのですが「まあせめて日本史は9割出して、不合格でしたが日本史は9割出しました!って石黒先生に報告行けるようにしよう」なんて考えて残りの教科は本気で解きました。結局、その時考えていた形での報告はできなかったものの、代わりに合格報告ができました。
入試本番に於いて、「手応え」ほどアテにならないものはないです。「良くできた」と思ったら、それは多分ただの勘違いなので引き続き他も全力で取り組むべきだし、逆に「良くできなかった」と思ったら、それは被害妄想以外のなにものでもないと思ってください。
一年間の努力を発揮する時間はたったの90分。短いです。でも、その90分に全てを置いてきてください。応援しています。
「自分のテリトリー」に「英語モード」。とても高校生が思いつくものとは思えませんが、どこで知り得たのでしょうか?非常に納得する話です。そして「手応え」の話はまさにその通りだと思います。入試は他人との比較で合否が決まるものです。他の受験者がどれだけできているかなんて、わかるはずもないのですから、本当に結果が出るまでは全力をつくすべきです。先日の「隣のレーンを走る人が見えない話」と、似ている気がしますね。