再チャレンジの人たちとのやりとり(4)

世の中にはすごい人がいるもので、
ノート復元を歩きながらやっていた人がいます。
彼女は超高得点で早稲田政経に合格し、もう大学3年生ですが、
先日いただいた報告によれば、某大手企業に就職が決まったそうです。
その成功談もまたすごいものがあるわけですが、
今日はその佐々木さんに学習法を相談したやりとりを紹介します。

<Mさん>
はじめまして。偉人の佐々木まりなさんにお伺いしたいことがあります。僕は、慶應義塾大学大学法学部法律学科を第一志望とする新年度の石黒先生の授業の受講生です。予備校のない田舎に生まれた僕ですが、現役時に独学で勉強して全統模試(記述)で英語70台前半で、国語65、日本史65から70でした。僕は弁護士になりたいので、MARCHには敢えて進学しませんでした。また、代ゼミの慶大プレは小論文で全国一桁位でした。今年、僕は慶法を目指して浪人したのですが、病気が原因で満足に勉強出来ませんでした(特に日本史)。結局、本番は日本史が原因で落ちてしまいました。今年、僕は全く受験経験のない早稲田大学法学部、政治経済学部政治学科を併願したいと考えています。どうか、国語の勉強法のアドバイスをお願いします。具体的には、使用されていた参考書(現古漢)、受講されていた予備校の単科ゼミ(具体的に)などを教えて下さい。

※編注:一部を省略させていただきました。

<佐々木まりなさん>
M君こんにちは。メール読ませて頂きました。
早稲田法・政経と慶應法を併願されたいとのことですよね。
早稲田の国語の過去問は見てみましたか?
この学校、国語の難易度はかなり高い部類に入ると思うんです。

私も模試の成績は比較的良い方だったのですが、
模試でいくら得点できても、レベルの高い早稲田の問題で
得点できないと意味がないんだということを感じて
目が覚めた瞬間がありました。

ですので、まずは早稲田の国語の過去問を今の状態で解いてみて
合格までの距離感をつかんでみると良いのではないかと思います。
M君は英語ができるようなので、
国語の過去問がダメダメだった場合は、まずは国語を優先して。
そこそこできた場合は、日本史と国語を同じくらいのウエイトで
取り組んでいくと良いかと思います。

参考書については、遺言にも少し書きましたが
■現代文
ひたすら過去問&河合の授業のテキスト。
問題集はちょっと物足りない気がして、使いませんでした。

■古文
・実戦トレーニング古文単語600
・古文文法問題演習ー基本テーマ30ー
・過去問&河合の授業のテキスト
私は古文が半ば趣味のようなところがあり、これで十分でしたが
もし古文が苦手なら、
文法以外の問題集を一冊やった方が良いと思います。
過去問レベルと、文法レベルとの中間にくるような問題集ですね。

■漢文
・漢文早覚え速答法
漢文は問題集一冊&授業のテキストで、過去問とも十分戦えます。

それから、受講講座については
河合塾の「早慶大○○」という名前の講座が基本でした。
(英語・現代文・古文・日本史の4つ)
ただ、石黒先生の授業を見てもわかる通り、
先生によって内容・教え方がかなり違ってきます。
やっぱり好きな先生の授業の方がやる気がでると思うので、
ぜひM君に合った先生をじっくり探してみてください^^

佐々木まりな

佐々木さんは大変お忙しい方なので、
大勢で質問攻めにしないように願います。
このブログでは日本史以外の勉強法にもいくつか触れていますので、
それらを探して読みあさってみるのも一つの方法です。
言うまでもありませんが、
自分が受講している授業の先生に直接相談するのも良いでしょう。
いろいろ工夫してください。