『上智対策コンプリート・ミッション』の中身(2)

上智大の過去問を解くと、正直うんざりしてくるかと思います。
他の大学の入試問題なんて気にもしないし、
普通の受験生がどういう勉強をしているかも気にかけていません。
あきれるくらいに我が道を行っています。
しかし、文句ばっかり言ってても大学には入れません。
ここはなんとかうまいこと大量得点したいものです。
一体どうしたら良いのでしょう。

とりあえず、2000年の上智大の問題を抜粋します。

1 新薬師寺薬師如来像   2 神護寺薬師如来像
3 元興寺薬師如来像    4 勝常寺薬師如来像
5 室生寺金堂釈迦如来像  6 室生寺弥勒堂釈韃如来像
7 薬師寺僧形八幡神像   8 唐招提寺鑑真和上像
9 法華寺十一面観音菩薩像 10 観心寺如意輪観音菩薩像

問1 ※小問8つのうち4つだけ紹介します。
(4) 1~10のなかで,最も制作年代が古いとされるものはどれか。
(5) 1~10のなかで,最も制作年代が新しいとされるものはどれか。
(7) 1~10のなかで,最も像高の高いものはどれか。
(8) 1~10のなかで,最も像高の低いものはどれか。

これ、続く問2では、上記の作品がそれぞれ坐像か立像か、
それともそれ以外の像(半跏像・倚像など)かを判別させているんです。
10を除いて9つとも! です。

すみませんが正解は明らかにはしません。
この中でどれが‘捨て問’なのかも、企業秘密です。
なにしろ、それこそが、
『でる日講義−とことん文化史−』のウリなんですから。
用語ごとの優先順位をはっきりさせている教材なのです。
文化史こそ、出題率にあわせて学習したいと思いませんか?

それにしてもこの問題には呆然とさせられます。
でもこれが上智大クオリティです。
もしかしたら、こんな問題正解しなくても受かるような、
すごく英語がデキル人がほしいのかもしれません。
ん? そんな人を、日本史の問題を作る教授が求めてるのか?
……ナゾでしかたがないですよね?

とにかくはっきりしていることは、
「文化史はやっとけ!」ってことです。
日本で一番難しい文化史を出す大学が上智です。

なんて書いていたら「上智コンプ」の中身まで書けませんでした。
とりあえず、文化史分野も充実してます、とだけ伝えます。
詳しくはまた今度!