慶應大経済学部の論述対策

先日、慶應大学経済学部の論述問題について質問をいただきました。

<Hさん>
お忙しい中失礼します。
レギュラーで2学期から先生の授業を受けている者です。慶応大学経済学部b方式を第一志望としています。
私は夏休みまでFIT入試の準備(不合格でした)ばかりしていたこともあり、日本史には殆ど手をつけていませんでした。9月上旬にFITの不合格が分かり、慌てて日本史の勉強を始めたため、日本史の過去問をまともに解き始めたのは、最近です。
そこで、経済学部についてです。解いてみたところ、マーク問題はそこそこできます。しかし、論述問題は「なんとなくなにを書く分かる」という状態で、模範解答のように十分に用語を盛り込むことができていません。(模範解答を見たときに知らない用語は殆どありません)
論述対策に関し石黒先生のご意見を教えてください。

<石黒>
つぎの二つを繰り返すのみです。
(1)教科書の近現代部分を読みどう文章化するかを習得する。
(2)論述問題をたくさん解いて鍛錬する。
問題集としては『“考える”日本史論述―「覚える」から「理解する」へ』(河合出版)が良いと思います。幸い出題範囲が狭いので他の大学よりは対策をたてやすいかと思います。健闘を祈ります。

でる日講義-経済・外交史(近現代)-