二兎を追う者は一兎をも得ず?

早慶上智の併願についてのエントリーには、
河合塾南浦和現役館のNさんからもメールをいただきました。
今年、上智に受かった方です。

<Nさん>
(前略)現役で上智や立教に受かるようなレベルにまで、日本史を鍛えて頂きました。本当に大大大感謝です!!私の受験は4月2日のでるとこブログ「二兎追うものは一兎を得ず」のパターンだったので、先生に報告もかねて、未来の受験生へのアドバイスメールを送ることにしました。早慶上智、と塾では一つのカテゴリみたいな形で分けられていますが、実際に過去問を解けば全く違うってことはすぐに分かるはずです。私はこの三校、全部受けました。本命は慶應義塾大学でしたが、早稲田大学は親の意向もあって1学部だけ受けました。なので対策した具合を不等式で表すと、慶應義塾大学≧上智大学>>>>>>>>>早稲田大学っていう感じです。慶應の過去問は文学部11年分、上智の過去問は学部学科に関係なく5年分、早稲田は受験学部のみ3年分、それぞれ解きました。過去の赤本をオークションで手に入れて、12月~直前期は過去問だけを解きまくってました。そのおかげか、上智の一次試験を通過することができ、すっごく嬉しい!!!という状態の中、この三校を三日連続で受けました。上智に受かると思っていなかったので、躊躇いもなく三日連続で予定を組んでしまったんです。。。もう大変でした。慶應→上智の2次→早稲田の順だったのですが、慶應の日は舞い上がった状態だったので、集中力が大分なかったと思います。あとは英語の対策不足。慶應の文は英語が特殊ですから…解くだけじゃダメなんです。けど日本史はそれなりに出来た記憶があります。翌日に上智二次を終えて、三日目の早稲田。対策不足が不合格の大きな要因だとは思いますが、あまりの受験者数の多さに圧倒されたり、疲れと緊張が溜まっていたせいか、英語や国語を解いている時は頭痛がしていました(笑)最終的に上智は合格、残りの2校は不合格という結果になってしまいました。私の友人の中には、早稲田の対策を完璧にこなして早稲田に合格したけど、上智は不合格だった人もいます。けど、早稲田、上智、両方受かるような人も何人かいます。三校とも受かったという友人も一人だけ知ってます。石黒先生が授業中に話す「天才肌」なる人達は世の中に結構いるもので、その人達も違う方法で努力している?のだとは思いますが、その壁を越える為に必要なのは勉強量だけだと思います。この話もよく石黒先生は授業中になさってましたよね(笑)大学の知名度だけを基準に受験校を決定するのではなく、校風やカリキュラムで大学を選ぶことも大事です。自分の体力を考えて、実力を発揮できるような日程を組めるように頑張ってください!でもこの時期は、ただひたすらに勉強する習慣をつけることが一番大事ですよね、先生!!!それでは、長々と失礼致しました。健康に留意しつつ、お仕事頑張ってください!

<石黒>
大変わかりやすい事例をありがとうございます。
やっぱり本番で自分の持てる力を100%出すのって難しいですよね?
それと過去問はかなりがんばったみたいですね。
オークションで手に入れたというのもすごいですが、
あの上智の過去問を違う学部まで含めて5年分というのは、
よくやったものだと思います。
問題形式はもちろん、異常な難問、作問ミスなど、
いたるところでへこまされますから。
まあ僕とは違って入力する必要がないからラクでしょうけど。
どちらにしても、上智の二次試験に通ってよかったと思います。
おめでとうございます。

Nさんからはさらにメールをいただいたのですが、
長くなりましたので、次回のエントリーで紹介します。

たこせんべい

だいぶ日にちが経ってしまいましたが、
学習院大に合格したI君からいただきました。
どうもありがとうございます。
最近、お菓子を食べることが多くなった気がします……。