再チャレンジの人たちとのやりとり(8)

このシリーズの最終回です。

<Xさん>
石黒先生、こんにちは。早稲田予備校で一年間お世話になった高三生のXです。名前だけ言われても困るかもしれませんが、写メールは恥ずかしいので勘弁して下さい。今回の受験では自分の満足する結果が得られませんでしたので、浪人してもう一年がんばることにしました。今回の受験の敗因は英語と国語の力不足、それから日本史の勉強の短時間化がはかれなかったこと、そして近現代の文化史の勉強不足でした。(10~11月は勉強が手に付きませんでした。)通年授業や冬期講習の講座では石黒先生が近現代の文化史の説明をあまりしていらっしゃらなかったので、あまりでないところだと自分で勝手に判断してしまい大正~昭和の文化史はほとんど勉強しませんでした。日本史で高得点をだせなかったのは、受験勉強に対する自分の認識が甘かったこと、そして記述問題で点を落としてしまったということです。「雑徭」のように難しく見える漢字は目につきやすいので書き練習をして試験でも書けたのですが、「十六夜日記」のように漢字は簡単だけど読みが特殊なものは試験で正しく書けませんでした。また立教大学の穴埋めの記述問題では、聞かれている答えはなんとなくわかったのですが、単語の意味の理解不足と前後の文の不注意からか、正しい形で単語を入れられませんでした。手堅く得点できなかったのは悔しいです。先生に日本史の自己採点の結果をお伝えしても無意味かもわかりませんが、一応させてください。
立教 全学部 87%
   法学部 70%
明治 政経学部 81%
   商学部 75%
お忙しいところ承知で申しわけございませんが、一言でもアドバイスを頂けたらうれしいです。4月から先生の授業を受けさせてもらいます。一年間よろしくお願いします。

<石黒>
X君、もちろんわかります。
2学期になって結構成績が伸びてきていたので、
こっそり注目していました。
それ故にこの結果は残念でした。
正解率を見ると確かにもう少し点数を獲りたいところですね。
ただ、今後1年間を考えると、
もっと英語・国語を伸ばすことに力を注ぐべきだろうと推測します。
日本史より英国の方が得意とは言えませんよね?
日本史については結構自分の状況を把握しているように見えますので、
後は要領よく短時間で習得していく方法を
確立するだけなんじゃないでしょうか。
そうすると、英国の方が心配になるのです。
通年授業がまだ始まらない今は、
英国に専念してしまってもいいと思います。
またがんばっていきましょう。

唐突ですが、ここで2つの芝居を紹介します。

1 劇団印象派 第4回公演『PYRAMID SONG』作・演出 米山航平
偉人の宮田さんが所属している劇団の公演です。
宮田さんは今回は出演されないそうですが、
最近、僕の似顔絵を描いてくださっている大槻さんが出演されます。
チケット 前売¥2000 当日¥2500

2 ブルーヒップス公演『ナホトカ』作・演出 堤泰之
ドラマ「斉藤さん」に出演していた柴田さやかさんが出演されます。
チケット 前売¥2000 当日¥2500

どちらもご興味のある方はメールをくだされば取り次ぎいたします。