わかっちゃった人と残念だった人

合格報告メールが届く一方で、「浪人します」メールも届いています。非常に残念なことではありますが、妥協せずに上を目指したいのなら、仕方がないでしょう。

先日いただいたメールの中には、
金銭面の都合上、通年授業は取れないので勉強は昨年のノートと録音、でるとこ教材を使っていきたいと思います。
と書かれたものがありました。

<石黒>
浪人すること自体はそんなに悪いことではないと思いますが、一つだけ心配があります。通年授業を取らなくてうまくいくのだろうか?ということです。金銭的な理由では仕方がありませんが、大変厳しい環境下におかれることになります。通年授業を受けているか否かの差は大きいのです。ここでそれをあげつらっても、単なるセールストークに見えてしまうでしょうからやめますが、できるだけ早く短所に気づき、それをフォローしていってください。

以前に「もう一度授業は取るべきか」というエントリーを書いたことがあります。同じような悩みを持っている方はごらんください。

ちなみに、「厳しいアドバイスを言われてもかまわない」という謙虚で真摯な姿勢で直接相談に来てくださったら、どこをどう改めるべきか即答しますよ。通年授業を受けてくれていた生徒には、それくらいすぐにできます。もっとも、そのアドバイスを受け容れる素地がなければ、当然僕の空回りで終わるんですが。

さて、早慶上智レベルの大学に受かるための第一歩をお話しします。何よりもまず、
「受かるために必要なことが何なのか」
を知ってください。僕から見ればあたりまえのことなんですが、実際には単に勉強していればいいと思っている人がものすごく多く、しかも、そのやっている勉強というのが、的外れであることが多いのです。そういう人は、模試の結果が悪かったくらいでは、自分のやっていることが的外れであることに気づきません。「気づきたくない」という心理もはたらいているのでしょう。最悪、本番で不合格となるまで気づきません。中にはそれでもまだ気づかない人もいて、そうなるともう、正直、見ていられなくなります。

逆に「必要なことが何なのか」が‘わかっちゃった人’は、その「必要なこと」をやりさえすれば確実に成績は上がります。その時に僕の提案する学習法に乗ってくだされば、非常に効率よく成績を上げられます。ちなみに‘わかっちゃった人’というのは、僕の提案する学習法の良さを見抜くのも早くて、出会ったその日から恋に落ちます。

……何か、間違えました。

こんなことを言うと、まるで細木数子みたいですけど、最近は授業をしながら生徒を見ていて、「この生徒、わかっちゃってるな」とか、「あー、この生徒、わかってないし、わかろうとしてないな」なんて思うことが多くなってきました。実際、‘わかっちゃった人’がスゴイ結果を出してくると、「やっぱり、受かると思ってたよ!」ってなることが多いのです。さらに言うと、最近はメールの文面でも、その違いを感じるようになってきました。手書きの文字を見たらもっとわかります。

というわけで、早く「わかっちゃって」ほしいのです。そのための材料は、このブログとでるとこサイトに豊富に存在します。それでもわからない人は、まだ早慶合格レベルからは遠いところにいるんですよ。