学習院大と立教大のテーマ史対策

学習院大や立教大をめざす人からの定番質問がありました。
以前にももう何度も書いているネタですね。
「立教大のテーマ史対策ってどうすればいい?」
「テーマ史問題対策」
などなど。
それでもまた書いてしまいました。

<Oさん>
こんにちは。資料問題についての相談です。私は今参考書を使って資料をやっています。(先生のじゃなくて申し訳ありません)そこで、最後の仕上げに『どこでも資料問題(問題編)』と『頻出資料でるとこチェック』を使おうと思ったのですが、どうですか?アドバイスお待ちしております。

<石黒>
その参考書というのは、問題集ではなくて、
普通の現代語訳がついている史料集ということでしょうか?
その習得が万全であればいいのですが、そうでなかった場合、
いくら「問題編」を解いても安心はできません。
『どこでも史料問題−問題編』は、
あくまでも「史料編」をやったうえでの確認教材だと思ってください。
「史料編」の方が情報量が多いのです。
というわけで、「問題編」や「チェック」で自分の力を試してみて、
正解率が低かった場合には「史料編」にもどるか、
現在使っている史料をもっと綿密にやりこむ必要があります。
ご検討ください。

<Oさん>
こんばんは。先程はありがとうございました。一日に何回も相談してしまいお忙しい中申し訳ないのですが、赤本対策についての相談です。私は学習院大学(経済・経営)も志望校に入っているのですが、テーマ史ばかりなので正直まだ手をつけていません。結構やばいですよね?でも、予定では11月頃からテーマ史にも力をいれるつもりなのですが…。アドバイスお願いします。

<石黒>
どういう勉強の予定があるのでしょうか?

<Oさん>
お返事ありがとうございます。予定では夏季の発展講座の内容をもう一度総復習するのと同時に、攻める日本史(テーマ史)と赤本を使いながらテーマ史に力を入れようと思っています。

<石黒>
でしたら、それをやればいいと思います。
ちなみに、テーマ史と言っても、
(1)問われる用語はノート・プリントに書いてあること、
(2)書かれてなくて、しかも消去法で解けない用語は、不正解でかまわないこと
の2つはわかってますよね?
さらに言えば、インプットするための教材は、
40面ノートと文化史プリントだってことも。
もし正解率が8割5分に届かないことがあれば、
それはそのインプットが完全ではないということです。
というわけで、インプットができていれば、
テーマ史の問題演習は11月どころか、
冬休みからであっても遅くはありません。
もっとも過去問を見ておくこと自体は、早くから始めていないと、
レベルのギャップに驚くことになると思いますが。
また、そのZ会の問題集については、中身を確認していないので、
良し悪しについてはわかりません。

学習院大のテーマ史問題というのは、
外交史や経済史などの定番問題もあるのですが、
「酒と煙草の歴史」とか「中世の日野氏」とか「近世の佐渡」とか、
意表を突くテーマで出題されることがあります。
立教大でも同じことが言えます。
「数学の歴史」とかね。
そして、日本史学習が未熟な受験生だと、
こういうのを見ると、驚いてしまうわけです。
そして、最悪の場合は次のようになります。

 ノートなんてやってても解けないじゃん!」

もし、石黒の通年授業を受講しているなら、
ご面倒でもでるとこサイトの
「40面ノート検索」で調べてみてください。
ほとんどの用語はノートにあります。
なので、こうしたテーマ史の問題にぶつかった場合は、
アタマの中で瞬時にノートをめくって解けばいいだけです。
学習院大も立教大も選択問題では消去法で解けることも多いですから、
パッと見は難問に見えることもありますよ。
その場合も落ち着いて選択肢を一つ一つつぶしていけばOKです。
どちらにしろアタマを高速回転させて
ノートを思い出す必要があります。

というわけで、やはり基本はまとめたものを覚えるべきです。
その上で、テーマ史の問題を解いて、
アタマの中であちこちの時代に瞬時に飛べるかを確かめてください。
外交史や経済史は流れをつかむことが大切なので、
講習で講義をするわけですが、
日野氏の歴史なんて、流れをつかんでも価値はありません。
やはりやるべきことはノート覚えなんです。

こうした口うるさいことは、
言わない方が生徒からは好まれるようですが、
遠回りしている生徒が自発的に気づくのを待つのでは、
なかなか一発で難関大合格にまで至りません。
子どもの自主性や個性を重んじる小学校や中学校なら話は別ですが、
大学受験予備校という場に身を置く立場としては、
やはり第一志望合格を最優先に考えるべきだと思っています。
そのための、嘘偽りなき、遠慮のないアドバイスです。