2007年河合塾第1回全統記述模試

5月27日に行われた全統記述模試を解いてみました。
何度もお伝えしているように簡単な問題でしたね。
受験した方は、履修済みの範囲で何割取れたかを調べてください。
ちなみに河合塾生だったら、10番ページまで終わっていましたから、
大問4の問5~10だけが解けない問題でした。

その模試を受けた方からメールをいただきました。
一部を抜粋します。

<Kさん>
石黒先生、こんばんは。
ちょっと(かなり)急な相談があります。
今日河合の全統記述模試がありました。
石黒先生はいつも河合の模試なんてできて当然だ!!とおっしゃっているのでメチャメチャ緊張して受験してきました。家に帰って自己採点をしたら…7割しかできてなかったんです\(゜□゜)/
前回の模試では8割ちょい取れていて、自分にしてはちょっとウフフとか思ってたんですが…(><;)
その間違え方を分析してみると、問題文や選択肢をきちんと読んでいなかったのが多くの失点の原因なんですが、1番やばいのはノートをしっかりハッキリ覚えていなかったことです!!
あのページのここにあるって頭の中に思い描けるのに欲しいところにモザイクがかかってるなんて…バカです(後略)

たとえ7割であっても、
それが大問1~3までの得点というならまあまあな結果です。
いや、大問4は未履修の範囲で20点分あるんですよ。
だから残りの80点のうち何点取れたかが肝心なんです。
僕としては大問4は0点でも全然かまいません。
その反対に残りの大問1~3は、満点を取ってほしいんです。

ちなみに問題のレベルは早慶とはくらべものにならないくらい、
大変易しくなっています。
あたりまえですが、すべてノートに存在する用語です。
しかも、史料問題はほとんどないし、
文化史も基礎的なものしか問われてません。
正誤問題も意地悪なものはどこにもありませんでした。
もし、高得点に浮かれているなら、
そんな人には赤本を解くことをお勧めします。
履修済みの範囲の大問を探して解いてみてください。
そこでも9割が取れれば、あなたの力は本物です。

しかし、このKさんには言いたいですね。
「問題文や選択肢をきちんと読んでいなかった」って、
時間は相当あまったでしょうに、なぜ見直しをしなかったのですか?
僕は郵送されてきた模試をポストから取り出し、
出勤途中の15分間で歩きながら解きました。
受験生のみなさんでも30分あれば解けたでしょう。
早慶上智の問題だったらそんなことあり得ないんですよ。