一問一答っていいんですか?

先日紹介した大阪のN君とのメールのやりとりには続きがありました。

<Nさん>
こんにちわ。大阪のものです。予備校も始まり受験勉強をやる気になってきました。ところで質問なんですが予備校の生徒の多くが日本史一問一答問題や史料集一問一答問題を使っています!この問題集は良い問題集なんでしょうか??それと一問一答はやって意味があるんでしょうか。僕的には問題に答えてるだけで文章問題の応用に効かない気がします。 長い文ですいません。買う前に使って受験に効果があるのかないのかわからないので石黒先生に聞く事にしました。よろしくお願いします。

<石黒>
「何を覚えればいいのかわからない」というような、特定の人たちにとっては有効な問題集だとは思います。N君は、それをやることで何を得ようとしているのでしょうか。N君のめざす大学と、N君の日本史の学習環境、および他教科の成績などで答えは変わってきます。とりあえず言えることは、N君も言うように「問題に答えてるだけ」で「応用に効かない」ことと、僕の通年授業を受けている生徒には、まったくお勧めしないということです。

もちろん、その問題集をお書きになった先生のファンだったら、どんどん取り組めばいいと思います。精神的にその教材や執筆者に共感しているなら、イヤイヤやる問題集よりははかどるでしょうし、吸収する度合いも高いでしょうから。ただし、もし冷静に客観的に考えたいなら、話は別なんです。

最近も某日本史講師の授業映像を見てびっくりしました。10分くらいの映像だったのですが、入試に必要な知識は、ほっとんどしゃべっていないのです。確かに話はおもしろくも見えましたが、これを受験用の授業として売っているのが信じられませんでした。有名な先生でたくさんご本をお書きになっていらっしゃいますが、世の中、売れればなんでもアリなんだなあ……と、今さらながらうなだれました。

あるある大事典のねつ造とか、生命保険の不払いとか、世の中のウソにはだいぶ慣れましたが、それでもオトナ相手に騙すのと、未成年を相手に騙すのでは話が違うと思います。たぶん、こういう反論があるでしょう。「生徒を‘日本史好き’にさせればいいんだよ」と。確かにそれも一理あるでしょうが、なんだかなあ……って気持ちです。だって、無駄な知識を詰め込む余裕があるなら、もっと英語のために脳味噌や時間を回すべきですよ。

●管理人より●
新作問題集『日本史事始』は、4月23日(月)より、お申し込みの受付を開始いたします。お届けは、27日(金)頃になる予定ですが、ゴールデンウィークに入ってしまうとお振り込みの処理が遅れてしまう恐れがありますので、少し早めにご注文いただけるようにいたしました。22日には、でるとこサイトにも詳細を公開しますので、ご覧くださいませ。