昭和天皇の気持ちがわかる!?

今、興味深く読んでいるものがあります。
現在発売中の『文藝春秋』に掲載されている、
『小倉庫次(おぐらくらじ)侍従日記』です。
昭和天皇の侍従だった人が書いた日記で、
戦前・戦中期の昭和天皇の「肉声」ともいえるものが、
あちこちに書かれているんです。
しかも、各所に半藤一利さんの解説が挟んであるので、
別の史料からの説明がついていて非常にわかりやすいんです。
受験生にはお勧めしませんが、
これから大学生になって歴史をやろうとしている人や、
日本が戦争に突き進んでいった頃の天皇について興味がある人は、
わりと真実に近い生の史料という点で読む価値があるでしょう。
軍部の無責任ぶりにあきれるかもしれませんが、
今の政治家も無責任ぶりでは、たいして変わらないようにも思います。

そして、無責任な人はどこにでもいます。
もう何度もお伝えしてきた、一般の方向けの歴史本は、
何人かからか「どうなったのですか?」と聞かれているのですが、
まだ発刊にいたりません。
原稿自体はもう1年近く前に出したのに、
その出版社の下請け編集者が、あまりにもひどい仕事っぷりで、
全然、発刊にこぎつけられないんですよ。
こんなに時間がかかる本は初めてです。
derutoko.comで独自に出版したくなる理由がわかりますよね?
それでも今年は、普通の出版社から本を出そうとしてるんですけどね。
今、着々と準備が進んでいるところです。

そんなうなだれる日々ですが、こんなものに癒されています。
小学校の時の朝顔以来、植物を育てたことなんてありませんが、
苔好きなので、つい買ってしまいました。

苔on軽石

みなさんも写真を見てなごんでください。

●管理人より●
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