『でる日講義』の使い方

映像教材のシリーズ『でる日講義』は、1単元が予備校の授業のように70~90分ではなく、12~30分くらいの短さで切ってあるんです。これは、集中力を維持してもらいたいためや、ごくわずかな時間しか取れない時にでも受講できるように、という配慮からなのですが、わりと好評のようです。

今日は『とことん文化史』を受講してくださっている、新潟のK君からのメールを紹介します。

<Kさん>
先日でる日文化史を買った新潟県のKです!毎日朝に1~2コマ聴いてからその1日で完璧にできるように先生の言うような復元ではないかも知れませんが隙間時間、移動中、トイレの時に繰り返し自己流復元をしています!質問なんですが中央法志望なんですが赤本が少ししかなく解ききっちゃって、いまいち正誤の特徴みたいなものがつかみきれません!どんな対策をしたらよいでしょうか?

<石黒>
着実に進んでいるようで何よりです。そろそろ2学期も終わりですから、もうちょっとペースを上げた方がいいかもしれません。ところで中央大は何学部を志望しているのでしょうか?

<Kさん>
はいわかりました!やっぱりテーマごとに一気にやっちゃった方が効率的でしょうか?中央の法学部です!

<石黒>
プリント1面分とか、少なくとも上半分とかを単位にした方がいいです。法学部の正誤問題と類似する問題は、他の学部には存在しないので、残念ながらどうしようもありません。なかなかレベルの高い問題になっており、他の大学のもので代用することも難しいです。

正誤問題は、大学によって形式が異なっていたり、誤っている箇所の細かさが出題者によって違っていたりします。これを僕は誤文レベルとか、誤文タイプなどと呼んでいますが、最近の赤本は3年分しか問題を載せていなかったりして、誤文の分析をするのが難しくなってしまいました。これを「どの受験生も同じ条件にあるんだから気にしない」と、考えるのもアリでしょう。でも、人によってはもっと古い過去問が手に入る環境で、受験勉強をしている人もいます。いつか『あるある正誤問題−私立大学編−』というのも、作ってみたいものですが、今は『MARCH学習院あるあるチェック』で手一杯です。去年よりパワーアップしたものができつつあるので、ご期待ください。