冬期講習はどれを選んだらいいですか? 早慶大編

冬期講習についての質問が来ました。

<Sさん>
こんばんわ。普段熱心に授業なさってくださる石黒先生の期待を裏切り、こないだの全統記述模試は七割弱ぐらいしか取れませんでした。また夏の早大プレも未習範囲の近現代があったとは言え六十点ぐらいしかとれませんでした。なぜかと言えば、やはり自分に甘さがあるのだと思います。冬期講習について質問です。こんな私が贅沢言うのもあれですが、冬期講習の内容について先生のサイトを見ると、早稲田予備校の早慶難関大の日本史が河合の早慶大日本史の問題の量の二倍だったので、冬期は早稲田予備校で取ろうと思っているのですが、でるとこ日本史コンプリートは、時間の問題などで取らずに先生の映像教材を思っているのですが、どうでしょう?また早稲田予備校の早慶日本史最終チェックより河合の早慶日本史最終チェックの方が時間は多いのですが、これは河合のほうがいいのでしょうか?よろしくお願いします。

<石黒>
模試の点数がだいぶ下がっていて残念です。それはそうと冬期講習の早慶向け講座は、確かに河合塾よりもワセヨビの方が問題量は多いです。ただし今年は、東京校(高田馬場)に関しては締切となる可能性もあるので、気をつけてください。そして「でるとこ日本史コンプリート」で扱う、沖縄・北海道・女性史・地図・グラフ問題は、映像教材を作る予定です。これはほとんど確定です。なのでそれを使って受講するのはいいと思います。ただし、正誤問題は映像教材には含まれません。そして、最後の授業となる「早慶大日本史最終チェック」は、確かに河合の方には河合塾が作成した早慶向けの予想問題の大問が、いくつもついています。これはなかなかよくできている問題が多いのでお勧めです。

最近は、予備校を越えて講座を選ぶ時代になっているようです。こういうメールが来ると、講座・教材づくりをする立場としては身が引き締まる思いです。というわけで、今現在は、10月末に予定している「でるとこ模試」の、受験者の弱点分析のためのデータ整理をしているところです。10の観点から受験者の弱点をあばきだそうと思うのです。不正解の問題も、どの選択肢を選んで間違えたかで、どういうところが弱いかが、かいま見えるんですよ。ひとりひとりの弱点分析シートを作ってお返ししたいと思っています。

関連記事