現実を、知らせるべきか否か

この夏、某予備校で、ある講習生が、
「レギュラーの授業の先生が『まだ赤本を解くな』と言うので、赤本の質問ができないんですよ。石黒先生に質問しにきてもいいですか?」
と、頼みに来ました。
唖然としながらOKしましたが、
過去問をやらないというのは、

真実に目を背けながら、幻の夢を追い続け、そのあげくに悲劇の結果をまねくのではないだろうか……

と、ひとごとながら心配になりました。

昨日のエントリーに書いた、
「特定の大学などめざしたりせずに、12月の時点での自分の成績で行けそうな大学を決める」
そういう生徒には、赤本などやらせないほうがいいのかもしれません。
でも、夢や目標を持たずに受験をするってどうなんだろう?
と、どうしても釈然としないわけです。
今の時代は、夢を持てない時代だからなんでしょうか……。

真実を知らせないにせよ、夢を持たせないにせよ、
僕にはまったく納得できません。
その先生は非常に人気のある先生なんだそうで、
よけいに、それって×××じゃないの!?
って思ったわけです。

僕などには想像もつかない深遠な理由があったらごめんなさい。